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亀と合計の空耳アワー

皆さん、こんにちは!
Earth Technology株式会社 採用担当の八取(はっとり)です。

簡単な自己紹介は前回私が筆をとった投稿にありますので、
よかったらこちらも読んでみてください!
https://note.com/earth_pr/n/nf6948cc7d2c9

今日は仕事に必要な英語力についてお話します。

お仕事現場にて

私    :“Hi. This is Hattori from xxxx company. Can I talk to you now?”
現地担当者:“OK, sure.”
私    :“Thanks. We got the quotation of routers and cables from your       email, but I guess there are some mistakes..”
現地担当者:“Let me check.. Alright, are you talking about the total?”
私    :“...? turtle??”(「え?亀?いきなり何の話…?」)
現地担当者:“The detail of this total is…”

突然つたない英語ですみません。
これは実際に私がエンジニアとして仕事をしていたときの様子です。
セキュリティ上一部話をこねくり回していますが、大体こんな感じの会話だったと記憶しています。

当時私はネットワーク構築作業に必要な見積書を扱い、海外現地の担当者とメールや電話でやり取りをしていました。

ある日頼んでいた見積書がメールで届いたので確認したところ、
それまでのやり取りで想定していた金額とどうも違っているようでした。
そのため「金額が違くない?」という話をしたくて担当者に電話したのですが…

total(合計)がずっとturtle(亀)に聞こえていて、
しばらく私の頭の中は「?」でした笑

見積の話をしているのになんで亀…?
インドネシア(当時やり取りしていた国)では勘定するのに亀を使うの…?
(んなわけない)

結局相手の話を聞いているうちに「あ、totalね!」と自分で気がつき、
無事見積書を修正してもらえることになりました。

英語で電話は難しい?

今思い返せばなんてアホな聞き間違いなんだ、と笑い話ですが
当時の私はまだ配属1年目。
ましてや英語で電話をしてこちらの要望を飲み込んでもらえるように話をしなければ、となると結構緊張していました。
(実際、何を電話で言わなければならないか英語の文章を書き起こしてから電話に臨んでいたくらいです。)


「わあ、英語で電話するの大変そう、、」って思ったそこのあなた!

とんでもない!実は受験勉強のリスニングより楽です!

実は先ほどの事例には続きがあります。
totalが亀ではないことに気が付いたあと、よくよく話を聞いてみると、
日本チームが想定している見積内容と現地チームが想定している内容に微妙に食い違いがありそうなことがわかりました。

非常に細かい話になりそうだったので、
 ・私のつたない英語では多分伝えきれない
 ・電話で話すよりメールでエビデンス(証拠)を残しながらの方が良い

と判断し、
“Okay, this is a little complicated, so I will tell you our opinions in the next email.”のように話して電話を切り、
確実に伝わるように直後にメールを送りました。
結果、見積書を修正してもらえることになったというわけです。

仕事はテストじゃない

先ほどなぜ「受験勉強のリスニングより楽」と言ったかというと、
お仕事で英語を書いたり話したりするのは、あくまでツールとしてだからです。
テストではないので、やり取りの中で何を言っているかわからなければ「わかりません」と言ってしまっていいんです。
(あくまで八取の意見ですが)

もちろん、わからないと言っていいのは「会話の内容について」です。
英単語の意味がわからないのは自分で辞書を引けばいいだけの話です。

私たちはエンジニアとして仕事に取り組んでいるため、
取り組むべき作業内容について認識齟齬が起きなければ問題ありません。
英語ペラペラじゃなくても、技術的内容を伝えるに足る英語力があればそれで十分です。

なので、会話の内容がわからなければ正直にそう言うべきだし、
会話で伝えきれそうになければメールで正確な文章を整えて対応すれば良いと思っています。

語学力より誠実さ

学生当時私自身英語を勉強していたこともあって英語を話す環境のある仕事に憧れをもっていました。

そして実際経験してみてわかったのは、テストのように文法とか難しい単語とか気にしていては仕事にならない、ということです笑

上記の例のような経験もあって、もっと英語力に関しては楽に考えていいのかも、とだんだん思うようになりました。
そこからは技術的な内容をもっと理解しようとする姿勢がついた気がします。
やはり自分が携わっているものにどれだけ全力を注げるかという誠実さが大事ですね。

もしかして、この記事を読んでくださっている方の中には「仕事で英語を使いたい!」と思っている方もいるでしょうか…?
そんな方はぜひ今回の話に出した例を参考にしていただけると就職活動の中で新たな発見があるかもしれません!

それではまた次のストーリーをお楽しみに!

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