最近の口癖「インサイド・アウト」/7つの習慣
人格無くして本当の成功なし
現代の書店には、ビジネス書や自己啓発本などがたくさん並んでいるけど、
最近の私は何故読む気にならなくて、その理由が少しわかった気がした。
コヴィーさんが、過去200年分の「成功に関する文献」の調査をした際、
直近50年間に出版されたものは「テクニック」が多く、自己PR、個性やコミュニケーション、ポジティブ、態度・行動によって成功が得られるということだった。
対して150年以前のものは、人間の原則とも言える、人間の内面にある人格的なことを成功の条件としていた。例えば、誠意、謙虚、勇気、正義、忍耐、など。
それらは、人間の長い歴史の中で積み重ねられてきた、疑う余地のない真理であり、原則である。
テクニックが不必要なわけではない。それも大切なもの。
しかし、人格という土台無しに、上にテクニックを重ねて成功したとしても、
幸せは長続きはしないし、短期的な関係性では良くても、いずれ信頼を失うということが起こりうる。
例えば、”お金も地位も持っているのに何故か孤独感や不安を感じる”などがまさにそのケースだろう。
良い人格は、一夜漬けのテスト勉強などでは身に付かない。
ゆっくり、じっくりと、必要な務めを果たして、定まった手順を踏まなければ手に入らない。
そうやって得た人格は、多少のことでは揺るがないし、あらゆる言葉で飾らなくても、その人から滲み出る表情や雰囲気などで十分相手に伝わるものである。
物事を曇らせ、歪めているのは自分のレンズ👀
7つの習慣を通して、本当に良い”人格”を得ようとするならば、正しく世界を見る”曇りや歪みのないレンズ”が必要である。
それを「パラダイム」という。物事をどう認識し、理解し、解釈するか、すなわち「物事をどう見るか」である。
態度や行動を変えたとしても、「物事の見方」が変わっていなければ大きな変化は得られない。自分は物事をあるがままに、客観的に捉えられていると思っていても、実際は「”自分の歪んだメガネ”を通じたあるがままの世界」を見ている。
逆にいうと、パラダイムが変われば、態度や行動、人間関係のあり方、人格までもが変わってくるだろう。
原則を中心に置くということ
では何を中心に置くかというと、人類の長い歴史の繁栄する家族や組織の根っこにある「自然の法則」である。
この原則の正しさは、歴史の中で何度も証明され、この原則に反すると、破滅に向かうことは容易に想像できる。
これらの法則は、人間の良心や自覚の一部となり、上にも書いた、誠意、謙虚、勇気、正義、忍耐などに繋がってくる。
正しい原則に重きを置けばおくほど、クリアな見方が出来るようになり、
個人の成果や、人間関係の成果に良い影響を与え、テクニックだけではなし得ない大きな変化を遂げる。
内から外へ〜インサイドアウト
全ての生命には、成長と発達のしかるべき順序がある。
赤ちゃんはすぐには歩きださない。寝返りを覚え、座り、はいはいが出来てからやっとのことで歩けるようになる。どの段階も重要なこと、時間を要することは分かっている。
しかし人間関係やコミュニケーションの場合は、「早く」「今すぐ」など即効性を求める人が多い。
相手と有意義な関係性を築くためには、「我慢強く心を開き続け、まず相手を理解したいと言う気持ち」が無ければ、成し得ない。
そのためには高い精神力が必要となり、つまり高い人格が必要とされる。
あらゆる問題が起きた時、私たちは私たちの見方によって、
「こういう環境だから」「こういう状況だから」「任せてもらえない」「〜してくれない」という言葉を使いがちだが、
その見方=パラダイムでは状況が変わることはないだろう。
物事を解決するときは、そのもう一つ上の思考レベルで解決することが求められる。
それが、内から外へ。
「インサイド・アウト」である。
インサイドアウトとは、自分自身の内面から始めるということ。
内面の一番奥になる、自分の人格や動機を見つめること。まず自分自身を制することに成功すること。それが出来て初めて、他者や社会の関係性の中での成功を手に入れられる。
あとがき
最近、毎日10回くらい言ってます。
「あ、いけん。人のせいにした。インサイド・アウト、インサイド・アウト…」
いつも人のせいにしないこと、気をつけてたはずなんですが、
「球ちゃんが〜してくれたら」「〇〇さんが〜〜動いてくれたら」
と願っていることが、一日に何度もあることを気付かされます。
その度に「まず私はどうしたい。そしたらどう行動する?」と声がけをする。
すると不思議なんやけど、自分が今まで「自分は〜できない」と思い込んでたことが出来るようになったり、相手も一緒に協力してくれるようになったり。
毎日が充実ハッピーになってきました。
みんなはどう?インサイド・アウトできてますか?^^
一緒にやってみましょ〜!👍
7つの習慣の全体像や流れ(毎回書きます)
7つの習慣は、成長という自然の法則に従って、螺旋階段のような段階を踏んで、
個人の効果性と人間関係の硬化性を高めている統合的なアプローチです。
依存から自立、そして相互依存へと至るプロセスのことを言います。
(完訳7つの習慣P51)
第1〜3の習慣で構成される「私的成功」は、依存→自立へ
第3〜6の習慣で構成される「公的成功」は、自立→相互依存へ
第7の習慣は、1〜6の習慣を維持し続けるためのアプローチについて
書かれています。私は下記の目次に従って、導入から1〜7の習慣について、
このnoteを書くことで自分に深く落とし込み、皆さんにも良い気づきやきっかけになることを実現します。
<本の目次と、今までの記事>
第一部 パラダイムと原則(今回)
①https://note.com/earth_man676/n/n576ae1f31a14?sub_rt=share_pw
第二部 私的成功
ー 第1の習慣 主体的である
ー 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
ー 第3の習慣 最優先事項を優先する
第三部 公的成功
ー 第4の習慣 相互依存のパラダイム
ー 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
ー 第6の習慣 シナジーを創り出す
ー 第7の習慣 刃を研ぐ
(引用)
https://www.franklincovey.co.jp/the-7-habits/
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