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2024春分 牡羊座の季節(3/20~4/19)

こんにちは。
セラピストの光翠です。

2024年3月20日12時7分
太陽が牡羊座に入り春分を迎えます。
お彼岸の中日でもありますね。

ただ昼と夜の長さ、という長短だけではなく
世界中に古くからある暦や宗教も
この日を一年の始まりとして特別にお祝いしてきました。

なぜ大切にされてきたかといえば、
光が強くなるにつれ
生き物の活動が本格的に活発化するからです。

太陽を糧に生きてる命が圧倒的にこの地上を占めています。

成長と繁殖を押し進める始まりを心身が実感し、
ひかりの伸び始める日と、命そのものへの祝福。

私たちは本能的に生きたいいのちだからなのです。

全身で、息を吹き返してくる勢いを感じ
生きていい、
ただただ成長し、拍動し続ければいい
そんな命のあるがままが許され
「生きる」だけに集中する時期。

ぱあっと思いついたことを生きている、
忖度など辞書にない
まっすぐで混じりけのないひかり。
誰もがその眩しさと目新しさに目を奪われ
照らされた輪郭に己を顧みさせられる。

牡羊座の存在は
この世に産まれいでたばかりの炎。

周囲を照らし
あらゆる存在を白日の下に晒すのです。
まるでこの世に産み落とされた12の物語のように。

牡羊座は火星を守護星としてあてがわれ
その熱量は自己にも他者にも社会にも遠慮なく及び
人生を切り開いていく力となります。
爆発的な推進力で存在を押しだしていく強さがあります。

一方で、群れる羊の性質を併せ持ち
ひとりぼっちは苦手な一面があります。

もっとも家畜化され始めてからの傾向らしく、
捕食者がいないと強く群れようとはしない。

寂しいから、嬉しいから、好きだから、悔しいから、
一番強い気持ちに素直に振舞います。
ゆえに迷いが少なく修正することもこだわりがない。
牡羊座は余計な思考がないため
最短で目的に到達しようとします。

一匹だと弱いことを知っている。
群れたら安全だとわかった。
安全だったら一匹でいても平気。

自身の衝動に従う牡羊座のタイプは無駄がありません。

野生児のように自分に正直である姿勢は
プライドや学歴や羞恥心という社会性すら
シンプルに生きることに必要なのかどうかを考えさせます。

手放せない物事が多くなってしまった・・と感じたときは
牡羊座の人と出かけましょう。

彼らの右脳の使い方から刺激をもらえば
生来の自分を取り戻せるでしょう。

春分から始まる季節のように
あなたも自分らしい人生のスタートを切れるでしょう。

春分図から一年を見ていきます。

国民が主権者としての自覚を強めていきます。
その国民運動的なうねりを、
長らく同盟国であったアメリカは圧をかけ
制圧しようとしてきます。

再度の和平交渉となるか、
隷属した関係を維持するとなるか。
調停役の国家と民は、同じ方向を向いています。

国は宗教分離をうたいながらも
さまざまな信仰を包含してきた
かむながらの道に裏打ちされた高い精神性を保つことができれば、
外交は平和裏に進むでしょう。

民族としての神秘性は嫌でも高まっており、
その長い歴史に基づいた命に誇りを持つことで、
だれとも争う必要がないと分かります。

今年は世界各地で選挙が行われています。
我が国においても選挙報道はますます盛んになり、
メディアでの広告が今まで以上に影響を与えます。

SNSを政府がどこまで許容し参考にするか、
新しいありかたへ更新されていくでしょう。
それは誰かが傷ついたことでもたらされるため
世論が黙っていないこともあるかもしれません。

日経平均株価が乱高下します。
8ハウス留の水瓶座火星、
財政面で静かな戦いが展開されていくでしょう。
アスペクトがないため介入は困難と予想されます。

地方においては
革新的新しい流れが拡大していきます。
自然環境に対する考え方も
ヨーロッパに追随せず
独自の規制が生まれることを期待したいですね。

中気として春分。
このころをあらわす言葉があります。

雀の袴、はお花ですね。
かたばみ、とも言われておりクローバーに似た形の葉を持ちます。
蓚酸(しゅうさん)を含むためか
紫蘇をつける時にいれると発色が綺麗になるとのこと。
触ると弾ける種。
これもちゃっと飛んでいく雀を想像させてくれます。

お花繋がりで、花の縁(はなのえん)。
花のように良いご縁、楽しい結婚生活を意味します。
一方で花は盛りが短くしおれるため
最後まで添い遂げられない、とも。

艱難辛苦を伴ってでも最後まで添い遂げるのが幸せなのか、
楽しい時期だけ気まぐれに一緒に居るのがいいのか、
現代となっては様々に見解が分かれてくるでしょう。


節季として4月4日に清明をむかえます。
清明とは清浄明潔の略で、
春浅い時期、全てのものが清らかで生き生きする頃です。

梢の春。
枝や幹の色が黒く枯れたものから
緑や赤など生気を蘇らせたように色づいてきます。
咲くでもない梢の輝きすら春の兆しととらえていた感性。
打ちのめされます。

野鳥も元気に動き出し
雁は北へ戻り、燕は南から渡ってきます。

明治期には2000㎡あった湖沼が現代は800㎡に減少し、
生態数を激減させ天然記念物に指定されたマガン。
現在では雁を見かけることは少なくなっているかもしれません。

彼らが夜明け前に鳴きあい、旅立ちの雄たけびをあげ
一斉に何百匹と飛び立つ出陣は圧巻でもあり
美しい花々が咲き乱れる春を置いてゆくのか、という寂しさも合いまり
古くから「帰雁」は春の季語として読まれてきました。

梁の燕、ということばがあります。
燕が梁(うつばり)に巣を構え育児をすることから
子思う親の深い愛情、という意味で用いられるとか。
本格的な子育てと、農作業の始まりにぴったりですね。

里は荒れて
つばめならびし
梁(うつばり)の
古巣さやかに
照らす月影

読み人 木下長嘯子(きのしたちょうしょうし)

豊臣秀吉夫人、ねねの甥で若狭小浜城主となる。
栄華を極めた生活を思い出しつつ
荒れた家を眺め懐かさと寂しさを句にこめている。
後年出家し没落を経て81歳で逝去。

鮮やかになるのは地表だけではありません。
虹もこのころにはよく目に留まるようになったようです。

夕虹。
夕方に見られる虹は
西日を受けて東の空にかかります。
明日はお天気になるよというお知らせだったとか。

古来の中国では、虹を竜ととらえ
色がくっきりとして見えるものを、雄の虹(にじ・コウ)。
淡い色味のほうが、雌の霓(にじ・ゲイ)、と呼び分けたそうです。
二重に見える時は、一方が薄くなってみえたりしますね。
夫婦で散見とばかりにいつもの風景を彩ります。

霓は雨の後に現れる小物体、という意もあり
龍など水辺の生き物と繋がるのでしょうね。

光が強まるこのころからはっきり見える姿
霧散とともに空へ消えゆく幻
辰年に寄せ、虹色の龍が遊ぶ空とたくさん出あえますように。

おひつじ座の七十二候

二十四節季「春分」

・雀始巣(すずめはじめてすくう)3月20日頃
雀が巣を作り始める頃。多くの小鳥たちが繁殖期を迎えます。雀は、10日の抱卵、巣立ちまで約14日。賑やかさを増すのは子どもたちが親と鳴きかわすからでしょう。

・桜始開(さくらはじめてひらく)3月25日頃
桜の花が咲き始める頃。桜前線の北上を日本中が待ち望む、お花見の季節の到来です。花と言えば桜を現す、を肌で感じられるのは日本人だからでしょうか。理由もなくウキウキとしてきます、桜前線。

・雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)3月30日頃
春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃。「春雷」(しゅんらい)は「虫出しの雷」とも呼ばれています。寒暖を繰り返す雲の中には龍神がおわしまし、龍天に登りて雷(神成)となす。雨によって農業を支えられてきた感謝を胸に声をきくのでしょうか。

二十四節気「清明(せいめい)」

・玄鳥至(つばめきたる)4月5日頃
燕が南の国から渡ってくる頃。「玄鳥」(げんちょう)とは燕の異名です。
青空に生える黒い燕尾服は、空中戦が得意です。飲食水浴びも飛びながら行います。かれらの鋭い飛行は見ていて飽きず、その自由さに憧れます。

・鴻雁北(こうがんかえる)4月10日頃
雁が北へ帰っていく頃。雁は夏場をシベリアで、冬は日本で過ごす渡り鳥です。燕と雁は交互に日本で過ごす回遊鳥なのでしょうね。

・虹始見(にじはじめてあらわる)4月15日頃
雨上がりに虹が見え始める頃。淡く消えやすい春の虹も次第にくっきりしてきます。霓裳(げいしょう。美しく裾をひいた裳のこと。)
気象条件が整えば一年中みられますが、春の空に現れる強さに季節の訪れを見出したのでしょう。


牡羊座に寄せ、こんな記事を拾いました。
迷える羊は余計なものを伸ばし放題。
人の手入れをぜひ受け入れて気持ち良く過ごしてほしいものです。

2021年オーストラリア。迷える羊の毛刈り。30キロ採取。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35166969.html?utm_source=wpp&utm_medium=browser_push&utm_campaign=editorial-push


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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