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メタルを聞かない人にも聞いてほしいお勧め楽曲


 最近、主にメタルに分類されるorメタルやラウドロック好きに分類される人たちの中で注目されているバンドをよく聞いているが、「このバンド、別に一般的にももっと注目集めてよくない?メタルを聞かない人でも気持ちよく聞けるくないか?」というバンドを多く見つけたので、それをまとめてみようと思って書き始めた。あと単純にメタルシーンの裾野がもっと広がってほしいから、これがきっかけになれば幸いかなって。
 ただ大前提として、ONE OK ROCKのThe Beginningを気持ちよく聞けるくらいの共用量はあってほしいかも。でも大多数の人はミセスとか、緑黄色社会、髭男、Ado、Vaundyとか好んで聞いてるし無問題だと思う。

 あとここに私のプレイリストを貼っておきます。布教用です。メタル以外にも普通のアニソンやJ-POPなども入っていますがメタル比率高めで、紹介した曲は勿論そのバンドの他の好きな曲なんかも入れてます。

CrowsAlive - Higher

 初手からこれは最早メタルではなくないか?ってのはあるけど、まぁメタルってめっちゃ広義だからヨシッ!CrowsAliveは愛知県出身のバンドなんですけど、このかっこよさでまだ全然注目されてないの勿体なさすぎる。誰が聞いても無条件にかっこいい、お洒落と感じる要素てんこ盛りで嫌いな人おらん。聞け

Fear, and loathing in LasVegas - Just Awake

 もういいよ、分かったよお前がベガス好きなのは。って思われてそうだけど、やっぱりベガス外せない。あまりにも良すぎる。シャウトってこんなに曲をかっこよく、それでもってエモーショナルにするんだと衝撃を受けたバンドです。ひたすらキャッチーなメロディにエモーショナルなシャウト、そこにピコリーモ特有の電子音、あまりにも贅沢すぎる。

 この曲も最高なんで是非聴いてほしい。ライブでこの曲聞いたとき、パフォーマンスも相まってマジで鳥肌立った。ベガスはライブが神過ぎるから是非ライブに行きましょう。

RED in BLUE - embers

 広島のバンドです。もうメタル関係ないんですけど、最高なのに注目度が低い!絶対みんな好きな青春ロックだから聞いて!ちなみにこのバンドのギターがYOASOBIのライブのサポートメンバーもやってます。

眩暈siren - 偽物の宴

 自分がベガスはまるよりも前、高1からガッツリ聞いていたバンド。先日解散してしまって本当に悲しかった。美しい和製ロック、どこか日本民謡を感じるような雰囲気に、叙述的な歌詞。この独特できれいだけど危ない花みたいな雰囲気はこのバンドにしか出せない。ちなみにこのバンドのドラマーの人がYOASOBIのバックバンドやってる。

Bring Me The Horizon - Throne

 イギリスのモンスターバンド。現代のメタルシーンの最先端にいるといっても過言無し、メタルシーンの、それ以上にメタルの音楽を再構築しているようなバンド。故にアルバムごとに音楽性が違い過ぎてエグイ。ある意味メタル界のダウンタウン。昨年、日本でNEX FESTというフェスを主催し来日したが、早くも今年のサマーソニックにも出演が決定した。供給が多くて助かる。BMTHなんて何回見てもいいですからねぇ!
 Throneはイントロから神がかってるけど、本人たちもイントロの電子音をめっちゃ迷ってすごい拘ったって言っていた。

 この曲も大好き。聞いてね

I Prevail - Hurricane

 アメリカのバンド。グラミー賞にもノミネートされているようなビックネームで、昨年先ほどの上述したNEX FESTで初来日。激ロックのインタビューで「また日本に来るよ!」って言ってたから来日を全裸待機している。とにかくクリーンボーカルのブライアンの歌声が良すぎて癖になる。そしてキャッチーなサビからのブレイクダウン。こんな好きに決まってるやん。

 こっちの曲も良いです。ちなみにIt Prevailsっていうすごい似た名前してるバンドがあるが、そちらは叙情系ハードコアをやっているバンドで無関係であるが、鳴きっぷりが凄いので私は好きです。

Dance Gavin Dance - Chucky vs. The Giant Tortoise

 この曲はちょっと人を選ぶかも。でも自分は初めて聞いたときにめっちゃ衝撃を受けたんで載せます。今まであんま聞いたことのないリズムだったり、曲展開ですごっ!ってテンション上がったなぁ。ちょっと前にSiMがUSツアーを一緒に回ってましたね。ジャンルはスワンコアって言うらしいですよ、初めてきいた。

Falling In Reverse - Watch The World Burn

 最初がラップからゆっくり始まったと思ったら後半から怒涛の展開。今まで紹介した曲よりは少し重めだけど、ここまでいろんな要素をうまく混ぜ込み尚且つポップにしている曲は中々ないので是非聞いてみてほしい。まるでジェットコースター。

FABLED NUMBER - Symphonies Of The Dawn

 大阪のバンド。ピコリーモではあるが、ベガスとはまた違った電子音の使い方で、より正当なロックの感じがある。そしてこの曲はすごい爽やかで聴いていて気持ちが良過ぎる。

Earthists. - GODBLAST

 超はえぇぇぇ、かつ超急展開しつつもちゃんと戻ってくる、でもまるで予想がつかない、そんな曲。Earthists.は本当にEarthists.しか作れないだろって曲ばっかで、しかもどれもいいから助かる。今年ライブに絶対行こうと思っている。

Paledusk - SLAY!! feat. Hideyoshi

 福岡出身の今、怒涛の勢いで躍進を遂げている最注目バンド。1曲の中であまりにも激しい曲展開を繰り返し、リスナーを置き去りにする。作曲を主に行なっているギターのDaisukeはアメリカの大学で音楽を学んでおり、その発想力や自由さが飛び抜けている。昨年は上述したBMTHの種々の楽曲にも編曲として携わるなど日本を越えてワールドワイドな活躍ぶり。それ故、ジャンル分類は不可能でPaleduskのジャンルはPaleduskとしか言えない。その中でもこのSLAY!!と言う曲はメタルの中にラップ、ジャズに加え缶ビールを開けて注ぐ音をサンプリングして加えるなどとにかく発想が豊かなのにとっちらからず、ポップで聴きやすくまとめている所は流石としか言えない。個人的には昔のアルバムの曲も好きだし、ライブでシンガロングするLightsとかも本当に好き。

TRiDENT - IMAGINATION

 圧倒的アニソン!!!しかも上質なやつ!ロックやアニソンのセオリーを守りつつ、爽やかに駆け抜けていく。こーれが気持ちいいのなんのって。あの頃のアニメ見ていた人なら絶対みんな好き。皆んな、絶対聞いてくれよな!

BAND-MAID - DOMINATION

 見た目とか歌声とかに反して厳ついゴリゴリのメタル。シャウトは出てこないけど、シャウトしてるバンドより下手したら重い。でもこの音圧と疾走感と爽やかさが凄いマッチしていてどんな時でも最高に楽しく聞ける!このコンセプトでこの音楽性をやろうと決めたの、もはや革命だろ… まじで今までメタルを聴いてきてない人も馴染める懐の深さがあるんで聴いてください。

The Plot In You - Left Behind

 昨年来日もしたアメリカのバンド。この曲は本当に聞きやすくてかっこいい。来日ライブの映像見たけど、ボーカルのシャウトの仕方が凄くて凄かった(進次郎)。相変わらず名古屋は飛ばされていたので遺憾の意を表したい。もっと名古屋でライブをやる検討を加速させてください。

Graupel - Fade Away

 ごめん、これは普通に重めです。でも1曲を通した時のメッセージ性というか、曲の持っている力みたいなのが凄くて是非聞いてほしい。シャウトってやっぱ一生懸命に伝えてる感じがして勝手にエモくなるんだよねぇ。ちなみにGraupelは日本のバンドで精力的に活動しているので気になったらライブに行くと宜し。

As Alliance - Ever (the wolf with wings) 

 沖縄のバンド。曲展開、メロの美しさ、電子音やピアノの音のセンスの良さ、お洒落さ。どれをとってもハイセンスなバンド。多分みんな好き。

Survive Said The Prophet - NE:ONE 

 ラウドロックシーンにおいては認知されてるけど、それ以外の層にはあんまり知られてなさそうな印象のバンド。ヴィンランドサガのOPとか車のCMにも使われていた様なバンドです!その中でもこの曲は、個人的お気に入り度がめっちゃ高い。聞けばわかる、イントロからもう既にいい曲の雰囲気がビンビンする。何故か公式からこの曲のMVが消されていて悲しい。あのMV好きだったのに。

Story Of The Year - Until The Day I Die

 今更紹介するのもおこがましいくらいのアメリカの大御所バンド。活動歴ももうすぐで30年になるくらい。でもUntil The Day I Dieはいつ聞いても最高にご機嫌な曲だし、知らない人は是非聞いてほしい。他の曲もメッチャ良いので、これが気に入ったら是非digってみてください。

Issues - King Of Amarillo

 めっちゃいいバンドなんだけど、惜しくも先日解散してしまったアメリカのバンドです。特に初期の曲はメタルコア、ポストハードコアを混ぜつつもすごい新しいことやってて時代の寵児だったが、後期になるにつれてシャウトの割合が如実に減っていき、どんどん普通のポップソング的になっていったのが残念。初期のオリジナリティに溢れる状態をさらに突き詰めていったら恐らく、モンスターバンドになっていただろうから非常に惜しまれる。ワンオクとコラボもしていたので、特にワンオク好きな人は聞くべし。

 こっちの曲もオリジナリティ溢れてて好きだなぁ。ちなみにこの感じの曲がもっと聞きたいって人はWoe, Is Meってバンド聞くといいですよ。

Architects - Doomsday

 イギリスのバンド。Architectsは全体的に聞きやすく、特にメタルの入り口として良いかもしれない。この曲はオリジナルメンバーで作曲をしていたTomが皮膚がんで亡くなる直前に作った最後の遺作。そういう背景に弱いんだよな、私は。何となくこの曲について多く語るのは野暮な気がするから書きません、聞いて。

We Came As Romans - Hope

 アメリカのメタルコア、ポストハードコアのバンド。きれいなメロディとセンスのある電子音の使い方が最高。Architectsと同じく、メタルを今まであまり聞いてこなかった人もすんなり聞ける懐の広さがあるし、何ならメタルじゃない楽曲も結構ある印象。故にジャンル分けによって忌避されるのが惜しい。

Silverstein - Smile In Your Sleep

 カナダのバンド。2000年から活動しており、ポストハードコアにおいては大御所的存在のバンド。カナダ出身で有名になるバンドはポストハードコア的な、割と聞きやすい音楽性のバンドが多い印象あるなぁ。SUM 41とか。シルスタもどの曲もポップさとコア的要素のバランスが良くて全人類好き。

SAOSIN - Seven Years

 2003年から活動しているアメリカのバンド。ジャンル的にはエモとかスクリーモのはず。ボーカルの声が良い、いわゆるクリスタルボイス系の声質でこんなに高音がきらびやかに出るのは羨ましいですな。ただ、ボーカルのメンバーがちょっと安定しない印象がある。曲は抜群に聞きやすい。

Holding Absence - Afterlife

 正直、この企画をやろうと思った時に真っ先に思い浮かんだバンドと曲。もう完全にメタルじゃなくてロック、でもそんなのがマジでどうでもいいくらいに曲が良すぎる。最新アルバムも全曲良かった!ジャンル分けとかいうつまらないことが原因でこの曲を知らないのはあまりにも勿体無さすぎる。それくらいいい曲。

Thousand Below - Sleepless

 アメリカのバンド。通称、千舌。シャウトも入るけど、全体的にはロックで聴きやすく、きれいなメロディと独特な浮遊感があるバンド。美しい。最近だと日本のCVLTEというバンドとよくコラボして曲をリリースしている。ってことでお次はCVLTEです。

CVLTE - Falling Apart

 北海道のバンド。様々なジャンルの要素を非常にいい塩梅に取り込んで独自の世界観を持った曲を作り出している。ちなみにメタルでは全くないし、ここ最近ではどんどん人気が上がってきており、数年で大ブレイクすると思う。最近ではフェスにも良く出演しているので、その時は是非見ることをオススメします。

The Amity Affliction - Soak Me In Bleach

 オーストラリアのポストハードコアバンド。オーストラリアって実はかなりメタルが熱い国なんですよ。Parkway Driveをはじめ、数多くの強強なバンドが数多いるメタル大国なんです。The Amity Afflictionはかなり聞きやすく、それでいてメロディのキャッチーさが良いですね。最新のアルバムも良かった~。他の曲もかなり良いので気に入ったら是非いろいろ聞いてみて欲しい。

PassCode - Clouds Across The Moon

 アイドルです。ただ楽曲はベガス直系のピコリーモでありながら、ベガスよりもストレートなロックな印象でライブもすごく良い。特に2022年に加入した有馬えみりはシャウトが安定してうまく、また技の引き出しも多い。有馬加入後の楽曲群が個人的にハズレが無くて大好き。でもそれ以前のちゆな時代のAnything Newとかも良い曲過ぎて鬼リピしていた。最近の楽曲は特にメロの良さが際立っている印象。

Electric Callboy - WE GOT THE MOVES

 ドイツのエレクトロコアバンド。5月にあるBABYMETAL主催のFOX FESTにて来日が決定し、最近盛り上がっているバンドです。世界的に見ても各国の大型フェスに出演しており、非常に人気のある彼ら。音楽性としてはこちらもベガス的なサウンドでありながら、よりキャッチーというかユニークで面白さが強いかも。故に頭に残るし絶対ライブ盛り上がるだろうなぁーって思うので、名古屋公演してほしい(切実)

Wind Walkers - New England Palm Trees

 アメリカのポストハードコアバンド。ここまで聞いてきた人ならなんとなくわかると思うんですけど、いわゆるワンオク的なロックがポストハードコアに分類されます。それかオルタナティブかな。ワンオクのアルバムで言えば35XXXVあたりがポストハードコア味が強い印象。なんであの頃のワンオクが好きな人は絶対に気に入ると思うので是非聞いてみてください。

CASKETS - Falling Apart

 イギリスのポストハードコアバンド。最近かなり人気が出てきている印象で、ライブ映像を見たけどめっちゃうまい。早く来日してほしい、絶対行くわ。気づいた人もいるかもしれないけど、CVLTEで紹介した曲と曲名かぶっているんですよね。この界隈あるあるで、崩壊系や埋葬系の単語を曲名にしがちってのがありますね。Six feet underとか。

From Ashes To New - Barely Breathing

 アメリカのラップメタル?バンドですね。激ロックのインタビューにはLINKIN PARKにメタルコアを取り入れたバンドとして紹介されていたけど、まさにそんな感じ。2013年結成と新しめのバンドであるが、かなり人気になっている。上で紹介したI Prevail的なニューコアの要素も感じて非常に聞きやすい。

 この曲めっちゃ好きなんだけど、よりLINKIN PARKにメタルコアってのが分かりやすいかも。最新アルバムもめっちゃ良かったけど、初期アルバムもすごい良いんだよなぁ。

Knuckle Puck - The Tower

 もう全然メタルから離れてパンクなんだけど、たまには良いよね()
何となく懐かしさを感じる心地の良いメロディーが最高のバンド。何故かどの曲にもその風情があり、存在しないあの頃を勝手に思い出すようなバンド。個人的にすごい好きなんですよね。

 この曲とかMVが最高だよね。何となく90年代にアメリカで生活していた気になる。

Dayseeker - Sleeptalk

 アメリカのポストハードコアバンド。美しく浮遊感のあるメロが特徴的。恐らく誰が聞いても、好きになるかは別にして嫌味がなく聞けると思う。

WHISPER OUT LOUD - Magic

 日本のバンド。楽曲のセンスが良すぎる、なぜもっと話題にならないのか本当に分からないバンド。この曲の時は女性ボーカルだったが、現在ではメンバー交代をし男性ボーカルになっている。個人的にはこの女性ボーカルの人の歌い方がめっちゃ好きだったので残念。でも現在のボーカルの人も良く楽曲のセンスも爆発してるのでこれからも注目したいバンド。

LORNA SHORE - Sun//Eater

 いや、本当にすいません、つい出来心なんです…
聞きやすいメタルって企画でデスコアを入れ込むという悪魔の所業。映画の壮大なサントラみたいに聞いてみてください。意外に気持ちいいですから!
アメリカのシンフォニックデスコアバンド。ボーカルWillの人間離れした超絶技巧デスボイスが炸裂するモンスターバンド。代表曲であるto the hellfireはこのジャンルにも関わらず、再生回数2000万回越えとかいう正真正銘のモンスター。私もマージで大好き。朝に聞いたら最高の目覚めになること間違いなし!

If Not For Me - Feel Me Now

 アメリカのポストハードコアバンド。実のところこれ以上の情報を知らない。Twitter見てたらお勧めしている人がいたから聞いてみたらすごい良くて聞き始めたバンド。どの曲もメロディーがめっちゃいいんですよね、それでいてメタルコア出来な要素も持ち合わせている。私自身もこれからよりdigっていこうと思っているバンド。

The Devil Wears Prada - Salt

 アメリカのポストハードコアバンド。ご存じの通り、小説「プラダを着た悪魔」の名前を関したバンド。ベガスも「ラスベガスをやっつけろ」って映画のタイトルをそのままバンド名にしてるけど、そういう文化があるんかな?個人的にはめっちゃ好きなバンドで、かなりよく聞いてる。

ERRA - White Noise

 Djent!!Djent大好き!!
アメリカのバンドでジャンルはDjentです。Djentは聞いてわかるとおり、不規則なリズムを主体としたジャンルですね。北欧の絶対神、MESHUGGAHが確立したジャンルで、他にもPeriphery、Veil of Maya、Born of Oshirisなどがいます。どのバンドもマジで好きだし、Djentの独特な電子音だったり、不規則なリズムから生まれる浮遊感とかほんと最高。White NoiseはDjent史に残る名作。ERRAも今年の2月に来日したけど名古屋は来ず… 次の来日では絶対見たい。

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