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無知による不安、恐怖、狼狽、失敗、後悔…その繰り返しを防ぐために😌🍀

投資に限らず、たいていの恐怖は、『無知』や『想定不足』などによって引き起こされます。もちろんここでは株式投資について考えるわけですが、今思い浮かぶ不安について質問をすると、多くの人が「大きな含み損(長期元本割れ)」、また「将来の暴落時に自分が取るであろう行動に自信が無いこと」と答えます。

実際、「長期目線で配当株投資」をしているはずの人ですら、『株式市場全体での暴落は買い』『安定配当銘柄の保有株式数(の増加)こそが長期配当株投資の命である』と頭では理解していても、現実に目の前で「長期大暴落」が起こると、簡単には大きく買い向かえません。それどころか、多くの人は保有株を少しでも高い価格で手放したくなってしまうものです。狼狽売りしないだけでも素晴らしいことだと思いますが、あれだけ平常時に欲しい欲しいと言っている超優良大型株が、数分の1の価格で買える、目の前に大特価でぶら下がっている状態であるにも関わらず、実際には僅かばかりしか買えないのです。ですから、上記の方々の不安はごく自然なことであると考えます😌

現在、直近高値から株価が2割~2割5分ほど下落しているNTTや三菱商事に対するSNS上での不安や煽りの言葉を目にするだけでもお分かりでしょうが、基礎収益力が大きく崩れたわけでもなく、株主還元も安定している超優良大型配当銘柄の業績見込みが”前期と比較して”下落予想になるだけでも株価はこれだけ大きく動くわけです(※これまでの急ピッチでの株価上昇に対する調整はもちろんあると思います)。そして、リーマンショック級の長期暴落では、株価は全体で6割~8割ほど下落するのです。

本題ですが、多くの人が暴落時に退場またはフリーズしてしまう原因の大部分は、株式市場の歴史と保有銘柄についての勉強不足による『不測の事態に対する想定範囲の狭さ』と、『自己分析不足』による自分自身の想定外の感情や行動に対するパニック、幻滅です。

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