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Bearwear、2021survive... 独自の活動でサヴァイヴしていくアーティストたち

コロナによる外出自粛でライブができない中、アーティストたちの間で大きいものでいうと「うたつなぎ」、「tokyo drift freestyle」などのムーヴメントが起こっている。

その他にもたくさんのアーティストたちがお世話になったライブハウスに支援を促したり、ライブハウスと協力してライブ配信を行ったりしている。

一つ一つ拾っていくのは難しいので、今回は私が先週の土日に見たいくつかのアーティストたちによるいいなと思った配信方法やプロジェクトなどを紹介したいと思う。

Bearwear無観客ライブ配信


Bearwearのリリパがコロナにより中止になったことによって、先週の日曜の夜にBearwearとTHE  ティバとのツーマンを彼ら2バンドのホームである横浜B.BSTREETでYoutubeライブ配信が行われた。‟Youtubeライブ配信”は最近よく見かけるが、そのライブ配信のアーカイブをnoteで販売するというのが新しく、その収益は全部B.BSTREETにいくという。


ライブはカメラが何台かあるような感じで本格的ながらも、アットホームな雰囲気の中行われていてBearwearとTHE ティバとB.BSTREETの繋がりが見えるいいライブだった。

初めてティバのライブを見たのだが、2ピースなのを感じさせないパワフルな演奏で、なによりボーカルギターのマヤの声が魅力的だ。

Bearwearは当初予定されていたリリパが各所とても豪華だったので本人たちも悔しかっただろうし私も残念だったけど、こういう形で彼らの元気そうな姿を見れてよかったし、3月にリリースされた「:LIVING IN THE ECHO CHAMBER」からティバのマヤをコーラスに迎えた「P.S.」も披露され、多幸感のあるライブだった。


Bearwearはこの間オーストラリアの森林火災チャリティーをbandcampで行っていたり、想像力が豊かで行動力もすごいなあと思う。音楽もそういうスタンスが出ていて、あったかくて、1人1人をその人のまま包み込んでくれるみたいな(伝わるかな)めっちゃ簡単な言葉でいうとみんな違ってみんないいよねみたいに思わせてくれるバンド。

もし私の記事を読んでBearwearやティバのライブを見たいと思ったり、B.BSTREETの助けになりたいと思った人がいたら是非この記事を買ってライブ映像を見てください。

私はB.BSTREETには行ったことがないけど、コロナが収束したら絶対に行こうと思う。


SALICHANMODE


SALICHANMODEはクラブで働きながらDJやYoutuberとしてマルチに活動している人だ。

そのSALICHANMODEが日曜に上げていた「アンバー freestyle」という動画がとてもかっこよかった。

ペトロールズのアンバーにフリースタイルを乗せるという時点ですでにセンスいいのにラップもめっちゃかっこいい。映像も自分で作ったらしく、なんでもできちゃう人。すごい。

"嘘もマジもマナカナ" "だってセフレ 川栄李奈 haha"など独特な言葉遊びが面白いし(この他にも好きなリリックいっぱいある)、「どれか1つ選べビッチ」というのに感化されてこの記事を書いているところあります。あざす!

金曜にSALICHANMODEがS亜TOHのリンナとやっていたラジオも聴いていて、服の話や最近注目しているラッパーについて話していて、2人が紹介していたlil beamzというラッパーがめっちゃかっこよかったので是非聴いてみてください。”MICHIKO LONDON”という曲が衝撃的だった。


その他にもSALICHANMODEはYoutubeアカウントで色んな企画動画を上げているので気になった人はぜひ見てみてください。ラッパーだけじゃなく色んな人が出ているのでとても面白いです。


2021survive


12日の日曜にはS亜TOHらによる2021年までをみんなで生き抜くためのプロジェクト‟2021survive”から「oh no」のMVが公開された。

第一弾として2021surviveに上げられた「oh no」はS亜TOHとlil soft tennisの共作で、12日に行われるはずだった「KØ亜」というパーティーの日に合わせて公開された。

土曜に2021surviveのアカウントでZoomによるライブ配信が行われていて、私もその配信を見ていたのだが、Zoomでライブ配信をしながらMV撮影をしている様子を見ることができた。(この配信のアーカイブも残っているので気になった人は是非)

それからわずか1日でShun Mayamaが編集をし、日曜に公開された。

このスピード感にびっくりしたし、なにより曲のよさがすごい。

S亜TOHのkazuki matsumotoによるチルなギターやリンナによる憂鬱なリリックにのる甘い歌声、そして今回もlil soft tennisの独特なソングライティングセンスが光っている。


私はこの曲を聴きすぎてこの曲と化してしまいそう。本当にかっこいいです。


この‟2021survive”は、先ほど紹介したSALICHANMODEやラッパーのltaqの他、様々なアーティストやそのファンたちが既に賛同していて、「oh no」自体もAge factoryの清水エイスケや空きっ腹の酒のユキテロなど、たくさんの人たちが反応している。


第二弾はUsのKen truthsやthe Mcfaddinのryosee、YENのyuzuhaなどが一緒に曲を作って2021surviveで公開するらしく、こちらも楽しみだ。


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今回、みんなの希望になりそうなことをやっているアーティストを紹介してみましたがいかがだったでしょうか。

ここ最近はライブハウスへの支援方法について色々考えていたのですが、私がアーティストやライブハウスへの支援方法でいいなと思った形は、ファン→アーティスト→ライブハウスという流れです。

コミュニティのあるライブハウス(例を上げると下北沢BASEMENTBARなど)はファン→ライブハウスへの支援でもお金が集まると思いますが、コミュニティがあまりない大きめ規模感のライブハウスやクラブは、アーティストがファンにライブハウスへの支援を求めるよりアーティストとライブハウスでタッグを組んでライブ配信や未公開音源を売ったりという手法でやった方がお金が集まりやすいのかなあと思いました。

MOROHAは、まずMOROHAがファンに音源を売って自分たちの生存を確保してから、それからそのお金で(そのお金だけでは絶対ないと思うけど)コロナが収束してからツアーに回る全国20か所のライブハウスに先に会場費を払うという形の支援方法をしています。

今回紹介したBearwearも、リリースパーティーで売る予定だったグッズやCDを売っていて、ライブ配信の利益はすべてライブハウスへ寄付するという形を取っています。

お世話になっているライブハウスを助けたいと思っているアーティストはたくさんいると思います、そして大変なのはライブハウスだけでなくアーティストもだというのは私たちファンたちがみんな思っているし心配しています。

この記事を書いたことで、アーティストの方たちに何かインスピレーションを与えられたら幸いです。


そして次はアーティストやライブハウス関係者以外のすべての音楽を愛する人に伝えたいことです。

自分にも何かできることはないだろうかとうずうずしている人は、うまくいかなくてもいいからまず何か自分にできることをやっていきましょう。

それは好きなアーティストやライブハウスにお金を落とすというのでも十分素晴らしいし、それだけじゃ足りないという人はもっと色んなことをしていきましょう。

私にとってはそれが「記事を書く」ことだったし、これが2021surviveということなんだと思います。

みんなで2021年まで一緒にsurviveしていきましょう。では!



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