"선생님"は聴き取れた(学習開始から5ヶ月)

2019年10月からNHKラジオの「まいにちハングル講座」を聴くことで始めた韓国語学習(正確に言えば、パートナーが聴き始めた講座を一緒に聴いている)。

といっても同講座の放送時間は月~金の8:00~8:15で自分は通勤中の聴くことができない。そのため、毎週日曜日の再放送(その週の放送5日分を一気に再放送する)を聴いている。

過去、ハングルを一通り覚えようとしたこともあったはあったが、特にものになることもなく、今回はほぼゼロからのスタート。NHKの講座は「まずはハングルを読めるようになることから!」というスタンスで、10月〜11月は個々のハングル(韓国語を表記する文字)や発音変化を取り上げ、ひたすら発音練習である。正直、辛かった(大事なのはよくわかるんだけど)。12月途中からようやく文法項目に入り、面白くなってきた。面白くはなってきたんだけど、いかんせん日曜日に5日分の項目を一気に聴くので、なかなか各学習事項を消化しきれない。ほんとうは聴いた後の平日にじっくり復習するなりすれば良いのだけど、その時間も取れず・・・と自分に言い訳していた。

ハングル自体は10〜11月の講座を聴くこと、それから『1時間でハングルが読めるようになる本 (ヒチョル式超速ハングル覚え方講義)』(チョ・ヒチョル著、学研プラス)を読むことで、(意味はわからなくても)すぐに読めるようになった。駅や電車内のディスプレイには日本語の他に英語や中国語、韓国語での表記がなされているところが多いが、駅名・地名を表したハングルなら読めるようになった。これまでわからない記号のような文字だなあと思っていた意味のわからない文字が、音のイメージを伴って理解できる文字として立ち現れてくる過程は、新しい言語を学ぶ楽しさみたいなものを十分に思い出させてくれた。

12月以降の講座を聴くことで、簡単な文法事項や表現はいくつか覚えることができた。ただ、単語をインプットしている時間を取れていないこと、前述の通り復習が相当おろそかになっていることから、1月の時点で講座についていくことがかなり難しくなってきた。2月に入りもうついていくことをせずに、講座の再放送中に12月や1月のテキストを見ながら復習していた(放送はまともに聞かないけど、その時間韓国語の勉強をする、という時間を確保するので、意味はなくはない、と思っている)。

しかしこれも考え直して、よくわからないけど、ひとまず聴いてその場ではなんとか理解するようにして、例文を口に出す。それで韓国語に少しでもなれればいい。そもそも、半期(まいにちハングル講座は4〜9月の半年間のプログラム。10月〜3月はその再放送という位置付け)の講座を聴くことで韓国語をできるようになろう!とは思っていない。むしろ4月から再度一から聴きなおそうと思っているくらいだ。なので、まず今季は韓国語になれること、を優先しようと。

現時点では講座で学んだ簡単な例文がいくつか言える、程度の段階で、覚えている単語数も極端に少ないため、自分で文を作ったりすることはできない。それでも先日映画『パラサイト』を見に行った時、裕福な家庭の娘が発した"ソンセンニム(선생님)"はバッチリ聴き取れて、あ!わかる!と大変嬉しくなった(超初歩的な喜びだけど・・・)。


ほんとうはもうちょっと初期から、細かく学習の記録をつけたかったのだけど、まあ始めた当初と比べて、現在もそれほどレベルアップしているわけじゃないので変わらないかもしれない。今後も学習の記録をつけていくつもり、という宣言をすることで、学習を途中で投げ出さないよう自分にプレッシャーをかけている。

とりあえず当面の目標は、韓国旅行で簡単なやりとりであれば自分でできるようになること(近いうちに韓国に行ってみたいとパートナーと話している)、韓国語圏の本をたくさん出している出版社・クオンの「韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション」(翻訳家きむ ふなさんがお勧めする短編シリーズ。日本語と韓国語の2言語で書かれているし、youtubeで朗読も聴ける)。

さあ、いつまで続くか。


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