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「「読みたい」の地層」を作りたい

「「読みたい」の地層」と題して、ある本を読みたいと思ったときの感情を記録しようとする極私的ジャーナルを綴っている。

「「読みたい」の地層」を本にしたい

「地層」と名付けたくらいだから、長い年月かけて「読みたい」という感情を記録し、積み上げていった先に、その地層が当時の自分を知る手掛かりになったり、積み重ねから自分というものがわずかでも見えてきたり、そうなることを期待している。

もうひとつ、期待しているというか、やってみたいと思っていることがある。noteで書きためた「「読みたい」の地層」を本(冊子)にすることだ(いわゆる、連載書籍化ってやつだ!)。「本」といっても100ページ以上あってカバーがついて・・・とかそんな立派なものじゃなくていい(というか無理)。自分の書いたものをコンテンツとしてまとめ、冊子としての体をなすものを作りたいと思っていた。

「本」にしたい理由は大きく2つ。

「モノ」を作ったという事実がほしい

ひとつは、簡素なものでいいから、自分で「モノ」を作った、という事実がほしかったから。私は今まで、あれやりたい、これやりたい、といろいろ妄想はするものの、結局手を動かさず踏み出さず、ということが多かった(大変残念なパターンである)。それだと、自分が何ができて何ができなくて、この先どうなりたいのか、自分自身でもよく分からなくなってきてしまう。「「読みたい」の地層」を冊子にしたところで状況が大きく変わるわけでも、自分の進む道が開けるわけでもないかもしれないが、とにかく手を動かしてみるきっかけとしては、いいだろうと。

ひとまず、自己紹介しようとするときに、「こういうモノを作っています」と言えるといいなあと思っている。

Adobeのソフトを(少しでもいいから)いじれるようになりたい

もうひとつは、AdobeのIllustratorやIndesignなどのソフトが事情により割と自由に使える環境にあるので、せっかくならそれらで基本的なことができるようになりたかったから(基本的とは何か、というのはまあ、置いておいて)。ソフトの使い方、みたいな本を眺めていても使えるようにはならないだろうから、Adobeが公開しているチュートリアル動画を見ながら、サンプル作品を作ってみようとも思った。ただ、興味が持てないものを作るのはあまり楽しくない・・・。自分が作りたいと思うものを形にするためにソフトの勉強をする、使い方を学びつつモノを作る、というのが最善と考え、とりあえずソフトを触ってモノを作ってみることにした。

さっそく作ってみた

まず最初はA4両面印刷で、三つ折りのリーフレットをイメージしていた。ただ、そうするとテキストを流し込むスペースが小さくなるし、書影を埋め込もうとするとレイアウトがうまくいかない・・・ということで早々に放棄。二つ折りのリーフレットにすることにした。

正直、Microsoft Wordで十分だと思う。思うが、IllustratorやらIndesignを触るのも目的なので、オーバースペックも気にしない(今回はイラレで作った)。

Illustratorでアートボードにテキストボックスを並べ、noteに書いているテキストを(全然書きたまってないけど)一部修正して流し込み、版元ドットコムのページから自由に使える書影データをダウンロードして埋め込み、画像を埋め込むとテキストと被っちゃうんだけどどうすれば・・・と思ってググって「テキストの回り込み」というやり方を知り、テキストが多くなったけど各ブロックを判別しやすくするためにはどうすればと迷った末、それぞれの本からのイメージに合わせてフォントを選択することにした。

とりあえず、モノは作った

結果、こんなものができあがった。

人の目に触れるようなところに置くクオリティじゃないことは重々承知していて、これが「モノ」かよ、と言われればもう何も言い返せないんだけど、それでもひとつ、モノを作った。その事実は作った。こんな雑なものでも、ひとつ作ったことで「さすがにもうちょっとなんとかできるよな・・・」「もうちょっとこうするためには、どういう機能を知ればよいのかな・・・」みたいな考えになる。だから、私にとってこの一歩は大きな一歩なのです、たぶん。


IllustratorやIndesignをいじりながら、誰に求められなくても、vol2、vol3と作っていきたい。

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