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残りの人生、もうけもん。

もものすけです。はじめまして。

「短い文章、下手な文章、ラクガキ...、そういったものを恐れて手をとめる必要はありません。まずは、創作したいこと・伝えたいことを世に送り出す。表現力もファンも、あとから十分ついてきます。」

というNote help center(を書いてくださってる方)のことばに背中をおされて、今、書いてます。

文章を書くのは苦手だと思ってました。自分のことを語るのも恥ずかしい、社会的な地位もなにももっていないので、大学の同級生に会うのもためらわれる、そんな感じでした。2020年の3月23日までは!

その日、右目の後ろのあたりにある、脳動脈瘤に血が流れるのをとめるための手術をしました。脳と聞くと、え~頭蓋骨をどうこうする??みたいな想像をするかもしれないのですが、医療の進歩はすごくて、太ももの付け根の動脈にカテーテルをいれて・・(省略)・・するだけの手術でした。術後、手術をしたという証は、太ももあたりのあざと点滴のあとだけが語る、という具合です。

こう書くと、そんなに大した手術じゃなかったんだと今は思うのですが、術前、担当医の先生のリスク告知は・・晴天の霹靂でした。「手術、まあ、私は今まで3回しか失敗したことがないから・・・」「え、失敗したら、どうなるんですか。」「麻痺が残ったり、最悪死ぬっていうこともあるね」「ま、私の下のものがいろいろ死ぬとかなんとか言いに来ると思うけど、ま、あまり心配しなくてもいいから・・」。

その3回の失敗というのが、いったい、何回中の3回なのかという大事な点を聞く間も勇気もなく、「失敗=死」という等号がが頭のなかをぐるぐるまわる中、帰宅。心配症の娘には心配することはないよといいつつ、身の回りの整理をしながら、手術の日を迎えたのでした。

そして、手術の前夜は、ベットの上で娘と夫への感謝の手紙をしたため、もし成功したら、残りの人生はもうけものだとばかりに、やりたいことリストを書いたのでした。


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