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お茶時間

私にはちょっぴり楽しみなことがある。

それは1週間に1〜2回、
午前中に15分間だけ
ゆっくりお茶を楽しむこと。

平日、子ども5人を
小学校幼稚園へ送り出し
次男が昼寝しているタイミングが多い。

鳥の声くらいしか聞こえない
静かなリビングで

こっそりと
自分の作ったおやつや
母や友達から頂いたお菓子をお供に

その日の気分にあったお茶を淹れる。

ある日は実家の畑で採れた
レモングラスに緑茶をブレンド、

またある日はとっておきの無農薬紅茶、

お抹茶を点てることもあるし

最近はパンプキンスパイスティーが多い🫖

そんな時のために特別なお菓子を
買っておこうかとも度々思うのだが

小麦粉や白砂糖不使用のもの、
出来るだけ無農薬のもの、

なんてなかなか見当たらなくて

結局自分で作ったおやつの方がいい
という結論に至っている。

次男が目覚めるのを防ぐため
音をたてないように
自然と一つ一つの所作が丁寧になる。

何もかも忘れて庭を眺めながら
ゆっくりお茶をしていると

今自分が集中すべきこと
大して悩むべきでないこと
忘れていたけど大事なこと
など

頭の中が整理される。

庭のバケツ稲が穂を垂れて
トンボがツィーっと横切る。

目の前で起きていることを愛しまなければ
人間で生きる意味など
わからなくなってしまうだろう。

「今」は儚い。

明日のおやつは
今日の夕方焼いた
カボチャのプリン
にしよう。

父が実家の畑で作った
ピーナッツバターカボチャを使ったから
絶対に美味しいはず。

お茶は何にしようか。

明日みんなが出かけるのが待ち遠しい。

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