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家に帰りたい、迎えにきて。と小学校から電話。そんなときどうする?

期日が迫った仕事が立て込んでおり
お昼ご飯も食べずに、仕事に没頭していた昼下がり。

小学校から電話が入る。

電話に出ると、小学3年生長男の担任の先生からの電話だった。

話を聞いてみると

朝から友達とのトラブルが3件起こり、
給食も、スイカ3口しか食べられない、

長男の悔しい気持ち、怒りの気持ちがどうにもおさまらず、
家に帰りたいと言っているので
迎えにきてもらえないか、とのこと。

一瞬
(私がこんなに忙しい時に、
たかがそんな友達とのトラブルくらいで
迎えに来てほしいだなんて!!
勘弁してくれ!)

という気持ちがよぎったが、

ひとまず長男と直接話すことに。

こんな時は、とにかく自分のことは横に置いておいて、

長男の話を聞くこと、
共感することに徹するに限る。

短い時間ではあったが、
色々わたしに吐き出してきた。

友達とのトラブルで自分の気持ちが
どうにも持ち直せない、

もう教室に戻りたくない、

そんな長男の気持ちが、わたしには痛いほどわかった。

でも、今は、仕事の都合で
どうにも迎えに行けないし、

行けたとしても、行かないだろう。
これは、長男がいずれは必ず超えていかなければならない
課題なのだから。

わたしは
「お母さんもその気持ちはよくわかるよ。」

と共感した上で
長男に提案をした。

「教室には戻りたくないなら、戻らなくていい、
その代わり、図書室か、他の教室で、
勉強させてもらえないか、担任の先生に交渉してみたらどう?」

すると図書室好きの長男、
そのアイディアはなかなかいいと思ったか

「わかった、自分で先生に聞く。」

と先ほどよりは少し明るい声で言った。

わたしは心の中で少しほっとして

「お母さんは応援しているよ!」

と言って電話を切った。

それから長男のことはすっかり忘れて
三女四女の幼稚園保育園のお迎え時間ギリギリまで
部屋にこもって仕事に没頭した。

三女四女をお迎えに行って帰宅すると、
長男は友達と楽しそうに外で遊んでいた。

昼過ぎに電話をかけてきたあと
どうしたのかを尋ねると、

担任の先生に交渉して1時間図書室で過ごさせてもらい
次の時間は教室に戻って授業を受けられたとのこと。

わたしはそれをきいて、嬉しかった。
またひとつ、成長したな、と思った。

心が大きく揺れ動いたとき、

静かに自分と向き合い、
それらを受け入れ
次の前向きな一歩を踏み出せるまでに
少し一人で放っておく時間が必要なのだろう。

でも、よく担任の先生も、図書室の先生も、校長先生も
長男の気持ちが変化してゆくのを
待ってくれたな、と
正直驚いたし、深い感謝の気持ちが湧いた。

すっかり元気を取り戻した長男。

帰ってきたらお腹がぺっこぺこで

おやつに
炊飯器の中にあったご飯を
自分でにぎっておむすびにして食べた!

と元気に言った。

まずい!と思って
炊飯器を開けると
夕飯の分のご飯が足りない!

しかたなくご飯を炊き直した。

※写真は三女がつくったツルツル泥団子、お迎えに行ったら自慢げに見せてくれて、大事に家に持ち帰って、また幼稚園へ持って行った笑

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