【2019総括】 銀次 ── ショートケーキにイチゴが乗った快音復活劇

東北残留表明直後にInstagramを開設

「皆さん、一緒に東北を熱くしましょう」。

10/28、鷲の主将は今季取得した国内FA権を行使せず、3年契約で東北残留を決断。直後にインスタグラムを開設し、ファンに冒頭の呼びかけを行うと、1週間後には故郷・普代村へ足を運んだことを報告している。


快音復活。5年ぶりの規定打席クリア3割

令和元年は元気印全開のシーズンになった。

141試合590打席に立ち、打率はリーグ4位の.304。自己最多の161安打を積み重ね、3年ぶりの打率3割、5年ぶりの規定打席3割をクリアした。この安打数は楽天のシーズン最多安打記録(2008年リック)に“あと2本”に迫るもの。

そのバットに3割の快音が響かなかった過去3年間、僕にとっての楽天は何か物足りなく、《イチゴのないショートケーキ》も同然だった点も再確認できた。

球史に名を刻んだ1週間

ハイライトは5/6(月)から始まった1週間だ。『NPB史上56年ぶり2度目となる1週間2度の5安打』を記録。あの7日間でヒット13本を量産した。

対戦相手の左右や球種を問わず、上背も196cmから179cmまで、球速も155キロから124キロと幅広くバラエティに富んだ球を弾き返した。その中には5/9ソフトバンク戦、敵軍守備網の逆を突く球団史上初のサヨナラ・バスター安打も含まれている。

その1ヵ月後には『NPB史上299人目の1000安打』を達成し、試合後のヒーローインタビューで開口一番「昔自分を使ってくれた星野仙一に感謝します」、8/23西武戦では『NPB史上502人目の1000試合出場』も成し遂げるメモリアル尽くしの1年にもなった。

珠玉のミートセンス復活の最大要因

珠玉のミートセンス復活の背景には、、、

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