【2024補強】 意外と妥当な人選かも。楽天の山田遥楓獲得
やっぱり楽天はカネがなかった?!
「やっぱり、モバイル事業の赤字は相当なレベルだったか。こりゃ今オフの補強は期待できないな」
昨日、楽天が日本ハム戦力外の山田遥楓と育成契約との第一報にに接したとき、僕が最初に抱いた所感だ。
楽天グループが11/19に発表した1~9月期決算は営業損益1795億円の赤字。前年同期比2929億円から赤字幅の圧縮に成功したものの、依然と大きな赤字を抱えている。
プラチナバンドを獲得したとはいえ、逆風が続くモバイル事業。しかし、「自分の財産を出しても携帯事業を辞めない」と三木谷浩史会長兼社長は不退転の決意だ。
この「自分の財産を出しても~」は、いろいろ言い換えができる。たとえば「楽天の総年俸を圧縮してでも~」「イーグルスの再建を後回しにしてでも~」といったぐあいに。
だから、今回の第一報にも、「今オフ補強の第1弾がこれかよ!」「正直お茶濁し・・・」「おいおい素行は大丈夫か?!」という印象を抱いたのだ。
一夜明けて見方が変わりました
しかし、一夜明けて入団会見が行われ、今回の補強劇は「二塁、遊撃を守れる内野手の層を厚くしたい」という今江監督の意向を汲んだものとわかった今では、見方が変わりつつある。
もちろん、山田だから楽天のチーム力を劇的に上げてくれる存在にはならないだろう。
ただし、チームの台所事情を局地的に補う活躍は見込めるはずだ。
このタイミングで、《12球団から戦力外通告を受け、現役続行を目指しながらも、いまだに進路が決まらない野手》をピックアップしてみた。山田も入れてある。(野手です。投手は除く)
当該条件にあてはまる野手は育成入れて32人。
そのなか、今季1軍出場のあった野手は下記表の8人しかいないのだ。
この8人の中で内野手登録は、山田を入れて3人のみ。
二遊間を守ることのできるのは、山田と溝脇隼人(中日)の2人だけ。
年齢は山田のほうが2歳若く・・・(続く)
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