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【回顧】 打者から奪った岸孝之「33球」の特殊スキルその正体 ~楽天の5月21日を振り返る~

今日は何の日、5月21日編

楽天イーグルスの「今日は何の日?」。今日5月21日は国際サッカー連盟が設立され(1904年)、日本で裁判員制度が始まった日(2009年)になる。

イーグルス関係者の誕生日は、打撃投手・藤崎紘範(2005~2009年在籍)の40歳誕生日、2007年の大学生・社会人ドラフト1位、現在は営業第二部で働く長谷部康平(2008~2016年)が35歳を迎えた。

チームの当該戦績は3勝6敗。大型連休の連戦日程で疲弊しきってしまうのか、交流戦前夜は例年かんばしくない印象を受ける。2014年は5連敗中、2016年は9連敗のまっただなかだった。

◎楽天の5月21日戦績

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「初もの」目立つ5月21日

表を眺めると「初もの」が多い。2010年は鉄平のプロ初サヨナラ打。楽天歴代を代表するヒットメイカーだが、イーグルスでのサヨナラ打は2本と意外にも少ない。

翌2011年は大廣翔治がプロ初のサヨナラ打。前年サヨナラの鉄平が1塁から長駆生還し劇的な幕切れになったが、じつはこれプロで挙げた唯一の打点で《苦節7年目・28歳10ヵ月でのメモリアル》になった。

2015年のこの日、プロ初本塁打を応援団が陣取るKoboスタ左翼席に運んだのは、2014年ドラフト3位の福田将儀だった。

当時、背番号24は直近17打席無安打とスランプに。そこで気分転換で借りたバットが大当たり。自身のバットより軽くて軟らかいという銀次の得物を器用に使いこなし、武田勝の低めスライダーをすくい上げる逆転2ランになった。

しかしその後もつれて逆転負け。両軍投手陣13人を動員、楽天は23人を注ぎ込む《5時間37分》は、今なお球団史上最長試合になっている。

ほかにも2016年は足立祐一プロ初出場。前の試合で嶋基宏が左手骨折し急遽1軍登録されて即スタメン、しかもコンビを組むのは外国人のレイと、波乱の船出になった。そして昨年は渡辺佳明がプロ初出場。驚きの得点圏打率で爪痕を残したお孫さんだが・・・(続く)

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