【2020総括】 小深田大翔

※コブちゃんの1年目を文字数1000字にまとめてみました。

昨秋12球団から唯一指名された社会人内野手。当初168cmの体格に不安を覚えたが、その杞憂を払拭するスタートを切った。とくに平良海馬(西武)と激しく競った新人王争いは最後まで目が離せなかった。

前評判の高い俊足好守以上に光ったのはシュアな打撃だ。

打率.288はパ6位、新人の打率十傑入りはNPB史上22年ぶり。球団新人記録の複数安打33回を放ち、OPS.745はパ遊撃手の平均値を約1割上回るもの。

この数字は鈴木を抑えてパ15位で、大阪ガスの先輩・近本光司(阪神)の1年目.689や、同じく新人で正遊撃手を張った茂木の.738すら超えた。

新人らしからぬ打撃への高い適応力には、本人も「正直びっくり」。

当初は代走要員だったが、浅村がDHにまわることが増えた7月中旬から出場機会を得ると、スタメンを重ねるたびに快音連発。ヒット全体の33.0%を逆方向に運ぶ広角打法で6月.167、7月.245、8月.281、9月.320と月間打率は爆上げした。

最終的には112試合に出場しスタメン96試合は全て二遊間。攻守の大役「1番・遊撃」で56試合も抜擢されるなど、欠かせない戦力になった。

高い適応力といえば・・・


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