見出し画像

【戦評】 連敗脱出の流れを作った立役者~9/17○楽天5-4オリックス

崖っぷちの逃げ切り

最終回に主将の適時失策で1点差に迫られたときは固唾を飲んだが、5-4で逃げ切った楽天。連敗を3で止める崖っぷちの辛勝になった。

同日は上位2球団ともに勝ったため、もし負けたらゲーム差は今季最大9.0、7.5に広がるところ。優勝戦線にギリギリくらいつき、わずかな望みにかける意味でも落とせないゲームだった。

先発・松井は今季2勝目。
8安打2四球で毎回走者を出す苦しい内容ながらも5回2失点。

打っては田中が先制の6号2ラン、浅村が24号ソロ。
3安打2打点でタイムリー2本の武勲を挙げた渡辺佳が今季2度目のヒーローインタビューに呼ばれた。

これでチーム成績は全日程の64.2%に当たる77試合を消化し37勝37敗3分の3位。

各種戦績は以下のとおり。

直近10試合 3勝7敗
9月 6勝9敗
オリックス 6勝8敗1分
ビジター 14勝17敗2分
連戦日程4日目以降 16勝18敗1分
1点差試合 9勝8敗

ゲーム差は1位・ソフトバンクと8.0、2位・ロッテと6.5、4位・西武と1.5、5位・日本ハムと2.0、6位・オリックスと11.0になった。

◎両軍のスタメン

楽天=1番・鈴木(一)、2番・田中(中)、3番・浅村(指)、4番・茂木(三)、5番・島内(左)、6番・ロメロ(右)、7番・渡辺佳(二)、8番・下妻(捕)、9番・小深田(遊)、先発・松井(左投)

オリックス=1番・西村(中)、2番・大城(遊)、3番・福田(二)、4番・吉田正(指)、5番・松井佑(左)、6番・杉本(右)、7番・大下(三)、8番・ロドリゲス(一)、9番・伏見(捕)、先発・増井(右投)

◎試合展開

画像1

流れを作った立役者

相手先発は増井浩俊。楽天打線は4年ぶりの先発転向右腕を攻め、4回3失点で今季2敗目をつけた。

36歳右腕に責任投球回を全うする仕事を許さなかった最大の立役者は、2番・田中だ。

3回の先制決勝6号2ランは、8連戦で2本目の一発に。
それまで打者10人を2単打に抑えた増井の好投を狂わせていく効果絶大の右翼スタンド行きだった。

結果球は初球116キロのカーブ。

1打席目は中飛に倒れたものの・・・(続く)

この続きは、noteマガジン『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記:2020後半戦』でどうぞ。コロナ禍の非常時、パリーグの勢力図を塗り替える三木楽天の挑戦を試合評/コラムで綴ります。また、同内容を『まぐまぐメルマガ』でも配信中、こちらは登録初月無料です。みなさんもぜひ僕たちと共に応援しませんか。新たな読者さん、お待ちしております。

ここから先は

2,498字 / 1画像
この記事のみ ¥ 150
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。