【試合観戦記】 4/6ソフトバンク5-4楽天:ノーノー投手戦から一転、終盤激しい点取り合戦になったわけ

天のいたずら?

全ては雨が影響していた。

両軍先発によるハイレベルの快投劇。楽天・荘司康誠は7回1死まで、ソフトバンク・モイネロは6回まで。ともにノーヒットノーラン投球の応酬になった投手戦は、両先発が降板した後、一転して激しい点取り合戦の様相を呈した。

理由は5回裏の開始時から場内に落ちてきた雨にあった。

たとえば、本戦の勝利投手で7回を任されたソフトバンクの藤井皓哉は、前回4/3ロッテ戦ではストレート平均150.9キロを計測。しかし本戦は148.8キロ止まりだった。球速減で出力出ず、制球も荒れた主な要因は、雨でぬかるんだマウンドにあったものと思われる。実際、しきりに足元を気にしていた。

敗戦投手になった楽天ターリーも同様だ。元々この人は本調子でないまま開幕を迎えたと僕は思っているが、その中でも本戦は冴えなかった。

同じくファストボールの球速を確認すると、

3/31西武戦 149.3キロ
4/2日本ハム戦 149.4キロ
本戦 147.6キロ

となっており、不自然な球速低下が認められた。

藤井、ターリーだけでなく松本裕樹、オスナ、渡辺翔太も同じ傾向を示しており、終盤に投げた両軍リリーフは雨でパフォーマンスを下げるかたちになったと言えそうだ。

もっと言えば・・・(続く)

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