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【試合感想文】 6/23西武5-4楽天:今季初の本格的な降雨戦

岡島豪郎の明暗分かれる球種打率

開幕63試合目にして今シーズン初の本格的な雨中戦になった。

これまでは4/6●L2-1E(楽天モバイルパーク)や5/28○F2-3xE(同)のように試合途中に雨にパラパラしたケースはあったものの、初回からゲームセットまで雨に見舞われたのは、今季は本戦初だった。

そんな雨足が再び強くなり始めた最終9回。楽天は4番・浅村栄斗が本戦2本目のタイムリーで1点を返し、L5-4Eと1点差に肉薄。なおも2死2塁、バッターボックスは5番・岡島豪郎だった。

交流戦で打率.344/OPS.936の戦果をあげた33歳は、この日も犠飛と適時打で2打点の活躍。この最終打席も期待高まったが、観客ため息の空三振。イーグルスは3連敗となり借金も10へ逆戻りだ。

岡島vs増田達至の8球勝負は全て変化球。
そのうち7球はスライダーだった。

相手バッテリーのしたたかな配球にしてやられた感だ。

というのは、今季のタケローは速球打率.333とファストボールに強さを発揮するいっぽう、変化球全般には.194と苦戦。球種で明暗分かれていた。この日5打席24球勝負のうち変化球は18球も占めていた。

今季は結果が出てないその変化球に応戦し初回は犠飛を記録し、7回は三遊間ゴロ突破の同点打と戦果をあげたが、この最終打席ではバットが空を切るかたちになった。

マスクをかぶる古市が2球目~8球目までスライダーを徹底させた背景には、その前の4打席で岡島がスライダー、カットボールに2度空振りしていたこともあったかもしれない。

とはいえ・・・(続く)

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