【総括】 みんなあまり指摘しない「パ最低防御率」楽天投手陣の“隠れた”課題点

投手陣再整備へ期待は高い!

1度下りた富士山を2度登るのは無理ゲーすぎた・・・

結局は“出がらし”も尽き果て、NPB史上初の貯金18→借金2の大失速で4位に沈んだ東北楽天。

9年連続V逸の最大原因は、「打」なら2年連続でほぼ全く機能しなかった外国人打者、「投」なら後半戦QS率30.9%と崩壊した高齢化著しい先発陣に尽きるのだろう。

そのため、10/20に開催されたドラフトでは大学生・社会人投手6人を指名。交渉権を獲得した新戦力に対し、石井一久監督は「最初から中継ぎですと言って取り組ませるよりは、みんな最初から先発をトライさせてというところは考えています」と、投手王国再建へ胸の内を明かしている。

期待感は高い。お互いに切磋琢磨し、毎年メンツが固定化されていた先発スタッフの中に、ニューフェイスが定着することを期待してやまない。

新人組ではドラフト2位の小孫竜二(鷺宮製作所)にはThe即戦力の働きを強く望むし、ファームでイースタン投手三冠に輝いた高田孝一、課題の制球力が一気に安定して4/28○E2-1Mで球団史上7人目のプロ初登板・初先発初勝利を飾った藤井聖、イースタン優勝決定戦やファーム日本選手権で先発して好投をみせた松井友飛にも一段の限界突破を求めたい。

また、今年は不振にあえいだ瀧中瞭太のリベンジもあるだろうし、今シーズンは4年目で38登板と売り出しに成功した鈴木翔天も、報道では来季先発を目指すという。

そんなわけで、早くもワクワク感しかない!

来年はぜひベテラン勢には登板間隔を空けて働いてもらい、その隙間を若手・次世代が埋めていく新たな先発ローテを目撃したいところなのだ。

じつは救援陣も相当ヤバすぎる件・・・

しかし、ここで1つ忘れてはならない重要ごとがある!

楽天の投手陣って、じつは先発もヤバいけど、、、救援陣も相当にヤバいんです!!!(ここで言うヤバいは褒め言葉ではないよ!)

このことなのだ!!!

イーグルスの救援防御率は、2020年にパリーグ5位の4.06と他球団の後塵を拝したが、翌2021年は2.75へと立て直しに成功。しかし、今年は投高打低の環境にもかかわらず、3.09へと数字を悪化させてしまっていた。

ただ、これだけならまだ良い。きわめつけは下記表になる。
このデータを見ると、おそらく読者の皆さん10人中9.5人は「えっ・・・(絶句)」という反応になるはずだ。

ギョッとする事実を、まずは、じっくりご覧くいただこう。

...続きは『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記2022』でどうぞ。

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