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【試合感想文】 9/27楽天1-2西武:技術の結晶と限界を同時に見た
銀次の技術の粋と限界を同時に見た
惜しかった!
1点を追う9回表の攻撃。1死2,1塁、太田光の打席で代打起用された銀次のアットバットだった。
東北と楽天が生んだ屈指の安打製造機が、この人らしい技をみせた。
マウンド上はクリスキー。7月下旬にNPBに復帰した長身右腕だ。
ファストボール連投で押してきた3球勝負。ファウル、ボールで1-1になった後の3球目の149キロだった。
故意に打球速度を遅くし、軽打で詰まらせ左前へ。
日本一に輝いた2013年に随所にみせた逆方向に運ぶ職人芸は、プロ18年の技術の粋が詰まったこの人ならではのスキルだ。
バットに球が当たった瞬間。これは左前だと確信!
しかし、本来なら左前に着弾するはずのフライヒットコースは、不運にもレフト岸潤一郎のグラブに収まってしまった。
相手の守備隊形は外野前進守備。前目に守っていたレフトの守備範囲に収まってしまったというワケだ。
終盤の1点差に付け加えて、長年の対戦で相手も銀次の特徴をよく知っている。外野前進守備で防がれてしまったという一幕になった。
銀次はそのスキルをよく発動したと思ういっぽう、この人の限界も同時に垣間見えたシーンになっていた。
長打を捨て単打に徹底的にフォーカスしたことでキャリア通算打率.290、通算1239安打を築き上げたものの、長打を捨てたことの代償をココで払わされ、前進守備の外野頭上を越えることはなかった。
直前の8回2死2塁、佐藤龍世が渡辺翔太の低め誘い球にくらいつき、外野前進守備のレフト岡島豪郎の頭上を越えてウォーニングゾーンまでもっていく決勝スリーベースを飛ばしたのとは、あまりにも対照的すぎるシーンにもなった。
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楽天=1番・小深田(三)、2番・村林(遊)、3番・島内(指)、4番・浅村(二)、5番・岡島(左)、6番・阿部(一)、7番・小郷(右)、8番・辰己(中)、9番・太田(捕)、先発・則本(右投)
西武=1番・岸(中)、2番・源田(遊)、3番・佐藤龍(三)、4番・中村(指)、5番・外崎(二)、6番・鈴木(左)、7番・マキノン(一)、8番・愛斗(右)、9番・柘植(捕)、先発・渡邉勇(右投)
渡辺翔太3敗目
「バッターがうまかった。もう一個低めに投げられるように」
8回佐藤龍に決勝三塁打を浴びた渡辺翔のコメントが、報道に乗っていた。
結果球はお立ち台で佐藤龍本人が言っていたようにカットボール。ストライクゾーン低めギリギリのけっこう良いところに投げ込んだ球だったが、くらいつかれた。
個人的には・・・(続く)
...続きは『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記2023』でどうぞ。
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2018年9月のGM就任から始まった石井体制も5年目へ突入。今年はGM職を外れて監督業に専念する総決算・集大成の戦いに。監督も「狙うのは優勝ですね。優勝以外を掴まされてもハズレ」と不退転の決意を示す今シーズンを試合感想文やコラムなどで綴ります。
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