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【戦評】最終日完敗も、猛暑敵地所沢で貯金1の大健闘!~8/16●楽天1-11西武

たったの1球で景色が変わった

厳しい暑さに見舞われた敵地西武6連戦
その最終日も最高気温36.6度を記録する猛暑日、日中の暑さが残るナイトゲームだった。

結果は1-11の完敗だ。

5回に鈴木の適時打で1点を返したのが、せいいっぱい。

辛うじて今季3度目の零敗を免れたものの、今季初の二桁点差負けになった。

イーグルスは7安打。そのうち3本は「Mr.安定感」鈴木によるもの。
8度目の猛打賞は柳田と並ぶパリーグ最多タイだ。

敗戦投手は福井で今季初黒星。昨年3勝全てを西武戦で記録した移籍2年目が、3回途中5安打6失点を喫した。

たったの1球を境に、投球の内容がガラリと変わった。

2回2死2,1塁、9番・金子の中前先制打の1球だ。
1-1からの外角低めに制球したフォークの絶好球を巧打で運ばれたことでガックリきたのだろう。

低め到達率を確認すると、金子の結果球までは51.4%。
しっかり低めにコントロールできていた。

ところが、金子に打たれた後は23.8%まで大幅低下。
逆に高め到達率は打たれる前29.7%→打たれた後52.4%に激増。
ベストピッチを巧打されて動揺したのか高めの抜け球が増えた。

僕ら一般人でも過呼吸になったときなど、ふだんは無意識でしてる呼吸の仕方が、頭が真っ白になり、どう呼吸してよいか分からなくなることがある。このときの福井も似たような状況だったと思われる。それが「投げ急いでしまった」という降板後のコメントになったのだろう。

◎両軍のスタメン

楽天=1番・小深田(遊)、2番・鈴木(一)、3番・茂木(三)、4番・浅村(二)、5番・ロメロ(指)、6番・島内(左)、7番・下水流(右)、8番・太田(捕)、9番・辰己(中)、先発・福井(右投)

西武=1番・鈴木(右)、2番・源田(遊)、3番・外崎(二)、4番・山川(指)、5番・栗山(左)、6番・メヒア(一)、7番・森(捕)、8番・スパンジェンバーグ(三)、9番・金子(中)、先発・本田(右投)

◎試合展開

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気になる連戦4日目以降の戦績

この後、前日1軍再昇格した森原、釜田もそろって失点した。

森原は山川に右中間へ15号ソロを許した。フルカウントからの外角149キロ速球勝負は、その直前に2球にわたって内角を突いたものの、しっかり踏み込まれてしまったもの。正直、寂しい光景になってしまった。

7回途中から登板した新人・津留崎はこれで3試合連続の3失点。
柘植と西川に1イニングに2本のプロ初安打を献上するなど精彩を欠いた。

津留崎は回またぎの8回、肩で息をしていた。
メットライフドームの蒸し暑さがいかほどか推測できる光景だった。

これでチーム成績は2位、50試合27勝21敗2分の貯金6。

各種戦績は、8月8勝5敗1分、直近10試合5勝4敗1分、西武戦6勝4敗1分、ビジター10勝10敗1分、連戦4日目以降10勝12敗1分になった。

僕が特に注視しているのは・・・(続く)

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