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【試合観戦記】 8/8日本ハム5-4楽天:今江楽天初のバスターエンドラン失敗。3位・日本ハムと5.0差

打線を組み替えて臨んだが・・・

Aクラスを争う目前の敵に手痛い敗戦続きだ。
楽天は今季初の同一カード3連敗を喫し、これで2位・ロッテと6.0差、3位・日本ハムと5.0差に広がった。

ファイターズに仙台で3連敗を喫したのは、2019年7/5(F4-2E)、7/6(F1-0E)、7/7(F6-3E)以来。このときもクリーンアップが2試合連続ノーヒットなど打線に元気がなかった。

それにしても、前夜は山﨑福也危険球退場で1死満塁、本戦も先発・加藤貴之が2度の打球直撃に見舞われた。相手サイドからすればアクシデントで浮き足立ち総崩れしかねない場面。そこを突き崩せなかったイーグルスということで、もし楽天がAクラスを逃してシーズンを振り返ったとき、この3連戦は分岐点になりそうだ。

「ここ2試合打線に元気がない」ままやられていたイーグルスはこの日、打線の組み替えを断行。

不動の1番・小郷を7番に下げ、村林、小深田を1、2番に起用。景色の変わった“むらこぶ”はふたたび闘志に点火したか、そろってマルチヒットをマーク。

村林は一時は逆転となる4号3ランを加藤貴から放った。7回には先頭で左腕・河野の前に遊ゴに倒れたものの12球投げさせる粘りのアットバットも。小深田も5回にチーム最多23盗塁を成功。その後の加藤貴のワイルドピッチで4点目のホームを踏んだ。この活躍をきっかけに9連戦は復調を望みたい。

いっぽう、下位に下がった小郷は快音なし(9回好守に阻止された当たりはあった)。3番・辰己、5番・鈴木大はノーヒット、4番・浅村も1単打。打線は3回以降は散発3単打だった。終盤はファイターズの継投リレーに封じられ、柳川にプロ初セーブからの2夜連続セーブを献上。

これで当該カードは5勝10敗1分に。対戦カード別で最多の借金5となった。

試合展開

日本ハム=1番・松本剛(中)、2番・水谷(左)、3番・清宮(一)、4番・野村(三)、5番・万波(右)、6番・レイエス(指)、7番・田宮(捕)、8番・石井(二)、9番・水野(遊)、先発・加藤貴(左投)

楽天=1番・村林(遊)、2番・小深田(二)、3番・辰己(中)、4番・浅村(指)、5番・鈴木大(三)、6番・フランコ(一)、7番・小郷(右)、8番・阿部(左)、9番・太田(捕)、先発・藤井(左投)

両軍のスタメン

もったいないバスターエンドラン失敗

1点差を競り負ける結果になった同16回戦。振り返って痛かったのは、4回1死1塁のバスターエンドラン失敗だ。

ヒットで出た阿部がスタートを切り、太田はバントの構えからバスターで応戦。ベンチのサインは今江楽天初のバスターエンドランだった(バスターもここまでゼロだった)。

ところが、相手バッテリーに見透かされ、ピッチアウトで外にはずされてしまう。太田の振りにいったバットも届かずに空振り。さらに仕掛けた阿部も完全なる二盗死で終わってしまった。

太田は昨年、打撃でキャリアハイ。とくに選球眼が改善されて出塁率は.356を記録した。昨年の経験を今年につなげてほしいと期待を寄せたところ、今年は一転のスランプ...

とくに・・・(続く)

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