小郷裕哉キャリア初の5番スタメンについて

昨日の小郷裕哉キャリア初の5番スタメン起用について、備忘録を記しておきたい。

クリーンアップでのスタメンは2020年11/7西武戦の3番以来2度目だった。

相手先発は左腕の和田毅なのに、なぜ左打者の小郷が打線の中軸で先発起用されたのか?

石井一久監督ら楽天ベンチがどんな思想で決断したのかはわからない。

わからないが、小郷vs和田の通算対戦成績が4打数3安打と好相性だったこともあるだろう。

付け加えて、じつは小郷は右投手よりも左投手を得意にしているフシがあること。
これもあったかもしれないと思う。

彼の1軍通算打撃成績を対戦投手の左右で分けると、

vs左投手 打率.250、三振率21.5%
vs右投手 打率.225、三振率27.8%

となる。

今季も(昨日試合前時点で)左腕に6打数3安打の打率.500、右腕に4打数1安打の打率.250だった。

昨年2軍イースタンでも左投手に打率.277、右投手に打率.261だった。

本来クリーンアップを張るべき選手がスランプであることに加えて、左打者なのに左投手に意外にも率を残している小郷の特性を買って5番スタメンに抜擢したのかもしれない。

しかし、結果は和田の前に左飛、空三振だった。

なんとかヒット1本出してほしかった!

1打席目、高めに浮いてきた変化球を積極果敢に叩いた左飛はウォーニングゾーンまで到達する飛球に。

いやはや、じつに惜しかった!【終】

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