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【戦評】 通算50勝を手繰りよせた、美馬学「強心臓」の熱投~8/2○楽天5-2ロッテ

山場10連戦日程、ただいま3勝1敗

両軍ともに10連戦のまっただなか。

楽天も2勝1敗で札幌から移動し、ロッテも2勝1敗で千葉から仙台に乗り込んだ同15回戦、投打かみ合ったイーグルスに勝利の女神がほほ笑んだ。

先発・美馬は6回1失点。
立ち上がりの初回、茂木、島内の好守で3つのアウトを取って波に乗ると、中盤の危機を乗り越えて、NPB通算50勝を記録した。

相手先発は二木。
過去3戦いずれもQSを許した強敵を、この日は早々に攻略。
相手の看板球を仕留めたキャプテンマークの4号2ランなど5点を先行して主導権を握った。

同日西武が敗れたため、楽天は再び3位浮上。

チーム成績は97試合49勝46敗2分の貯金3。
後半戦9勝6敗、ロッテ戦6勝8敗1分とした。

例年この時期になると、ライバル球団の試合推移をそのつど過敏にチェックしながらの楽天戦の観戦が続く。
この日も楽天が序盤から主導権を握るなか、札幌は中盤までスコアレスの展開、北の首位攻防戦の行方を固唾を飲んでチェックしながらの観戦になった。

結果はエース千賀が今季初完封勝利で2位・日本ハムとの差を2.5に広げる活躍。
7/19~7/21の若鷹軍団との直接対決後、楽天は5勝4敗。
一方、ソフトバンクも5勝5敗と、まさにがっぷり四つ。
ともにチーム状況が盤石ではない両軍の一進一退が続いている。

両軍のスタメン

ロッテ=1番・荻野(中)、2番・マーティン(右)、3番・鈴木(一)、4番・レアード(三)、5番・角中(左)、6番・井上(指)、7番・中村(二)、8番・田村(捕)、9番・三木(遊)、先発・二木(右投)

楽天=1番・茂木(遊)、2番・山崎(三)、3番・浅村(二)、4番・島内(左)、5番・銀次(一)、6番・渡辺佳(右)、7番・ウィーラー(指)、8番・堀内(捕)、9番・辰己(中)、先発・美馬(右投)

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苦手右腕の最大武器を完全攻略!

ロッテ先発・二木とは今季4度目の対決。
過去3戦は19.2回で防御率0.92、奪三振率8.70を喫し、本塁打ゼロに抑えられていた。

そんな好敵手を相手に2回に2点先制できたのが、まず大きい。

この日の二木は尻上がりに調子を上げたが、序盤は精彩を欠く場面が目立った。
制球は不安定で、球威やキレも乏しかったように感じる。

と同時に過去3戦好投を許しているため、楽天側も二木対策を講じてきたのだろう。
その証拠に、、、

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