【試合感想文】 2/20ロッテ3-2楽天:明暗分かれたローテ争いの2投手。学習しない鷲の背番号8

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今江監督初陣から5連敗。投打で覇気なし

楽天の開幕ローテは岸孝之、早川隆久、荘司康誠まで確実。年俸1億円という決して安くない投資で契約合意したコディ・ポンセも入ってくるはずで、6枚のうち4枚は埋まっている状況にある。

あと2枠を昨年10月の右肘手術からの調整も順調だという田中将大ら残りメンバーで争う構図だ。

そのなか、2枠を争う松井友飛と藤井聖が、各々2度目の実戦マウンドに登板。結果は明暗分かれるかたちになった。

先発・松井は4回5安打3失点、二番手・藤井は4回3安打無失点だった。

藤井が2試合連続で結果を残したのに対し、松井は2試合連続失点。2回以降は修正したが立ち上がりに3失点を喫し、今江敏晃監督も「パッとしなかった」と失望を口にしている。

打線は両軍ともに8安打を打ち合った。しかしロッテが二塁打2本を含むのに対し、本戦ゴロ率64.3%だった楽天は全て単打どまりと、迫力に欠けた。

これで対外戦5試合を消化して犬鷲打線の長打がとても少ない。敵軍の長打は51安打中10本、楽天は48安打中6本。(二塁打4、三塁打1、本塁打1)

主砲の浅村栄斗が疲労の蓄積で別メニュー調整となっており、まだ実戦に出場していない部分はあるにせよ(この日の試合前練習サードでノックは受けていたという)、あまりにも寂しい。

試合展開

1番・中島(右)、2番・小深田(二)、3番・岡島(左)、4番・島内(指)、5番・鈴木大(一)、6番・辰己(中)、7番・平良(三)、8番・堀内(捕)、9番・村林(遊)、先発・松井(右投)

楽天のスタメン

松井友飛、先発ローテ争いから後退か

昨オフは千葉のアスリートラボ「ネクストベース」で変化球の修正に取り組んだ松井。2年目のプロ初白星を経て、3年目を迎える今年は被災した故郷のためにも活躍を届けたいが、先発ローテ争いから後退したと言えそうだ。

2/11日本ハム戦では3回7安打3失点、中8日の本戦は4回5安打3失点。2戦合計で7回、打者32人、球数119、被安打12、被本塁打1、奪三振4、与四球1、与死球0、失点6、自責点6、という結果である。

前回は振り上げた左足を振り子のように使う独特フォームで臨んだが、本戦では封印してセットからの投球。しかし結果はついてこなかった。

2本のタイムリーを含む3安打1四球で3点を奪われた初回は全体的に球が高かった。

19球で高め11球(57.9%)だ。2回以降は50球で高め17球(34.0%)だったことを考えると、立ち上がりにどれだけ球がうわずっていたか確認できる。

そんな感じだったから、初回はカウントを作り上げるのに欠かせない空振り、ファウルを全く獲得できなかった。ロッテ打者がスイングした6球中3本がヒットに化けるというありさま。立ち上がりの精度の悪さを物語っていた。

藤井聖、順調な仕上がり

先日、球団SNSで小4まで右投げだったという驚きの事実が明かされた藤井は、順調な仕上がりをみせてくれた。

2/11日本ハム戦3回5安打1失点、本戦4回3安打無失点。2戦合計で7回、打者32人、球数94、被安打8、被本塁打0、奪三振4、与四球1、与死球2、失点1、自責点1だ。

この日、松井は堀内と組んだが、5回から登板した藤井は最初1イニングは堀内で、6回からの3イニングは太田と組んだ。途中で女房役が変更になったものの、そのことでリズムを乱すこともなく、球を低めに集める努力を継続し、2塁踏ませずの散発3安打に抑えてみせた。

ハイライトは・・・(続く)

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球春到来! 12球団最年少監督のもとチーム再建を目指す楽天。則本の守護神抜擢、内の先発転向、弓削左のワンポイント、浅村三塁コンバートなど矢継ぎばやに出てきた構想が、どれだけ実現してハマるのか?ファミリーのようなチームを標榜する今江監督の采配に注目。

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