【試合評】2017年以降で唯一! 風速10m以上のマリンで生まれた快記録~4/26○楽天3-2ロッテ
前代未聞の強風ゲーム
風速15~16mがコンスタントに吹く強風のロッテ3回戦になった。
最大風速19mは前代未聞!
田中将の帽子が投げるたびに飛んで行き、場内にビニール袋などのゴミが舞って一時中断を余儀なくされた3時間47分。
両軍の本塁打級の快飛球が強い逆風に押し戻され、イージーフライに終わる場面も続出し、もし風がなければ浅村は2発を量産していたかもしれない。
それにしても、タフな一戦だった。
救いだったのは雨が降らなかったこと。
すでに平塚で夕方開催だった楽天vsDeNA二軍戦は雨天中止になっており、僕の住む信州上田も本格的なザーザー雨だった。
ロースコアの展開も手伝い、観戦しているだけでも疲労感どっと出た一戦になったから、延長10回を1点差で制した楽天ナインの集中力には頭が下がる思いです。
それにしても、風速19mである。
ここ最近のマリン強風ゲームを確認してみたが、当方の観戦メモには19m以上を計測した試合はなかった。
楽天先発投手はほとんどの試合で四苦八苦した模様だ。白星がついた投手でもQSはマークできなかった。
そのなか、本戦の田中マー君は7回3安打9三振3四死球1失点!
立ち上がりに2四球を出すなど制球に苦しむ場面あったものの、回を追うごとにアジャスト。今季初登板からのハイクオリティスタートを4試合連続に伸ばしたのだから、さすがだ。
MLB時代、ほぼほぼ屋外球場だった。灼熱から極寒まであらゆる気象条件で登板してきた。その経験値が活きたみごとな対応力だった。
マリンをホームにする左腕・小島が同じ7回を投げながらも風を味方につけることができず、序盤から球数かさんで134球を費やしたのに対し、マー君はさらりと106球。
過去3登板の7回までの球数を比べてみても、3/29○E2-1Bは93球、4/5○E7-3Lは99球、4/19●E0-2Fは107球だったから、マー君自身と比較しても遜色のない省エネ投球になった。
160キロ以上の剛速球でねじ伏せるとか・・・(続く)
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