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【試合評】涌井秀章、ブルペン休ませた114球と理想の投ゴ~5/4○楽天5-1日本ハム

ブルペンを休ませた18年目の快投

先発・涌井が9回1失点で3勝目。この日の最速150キロをラストバッターの空三振で叩き出し、楽天投手陣今季一番乗りの完投勝利を飾った。

昨年のバレンタインデー、球団公式Twitterに選手代表でそのクールビューティーなフォトが使用された18年目右腕。完投勝利は2020年8/5ソフトバンク戦の132球完封勝利以来、約1年9ヵ月ぶりの快挙だ。

試合後、呼ばれたヒーローインタビューで疲労感を繰り返し口にした涌井さん。しかしその甲斐あって、投手陣の苦しい台所事情を救うナイスピッチングになった。

先週は延長戦3試合も。昨日は抑えの松井裕が9回2死走者なしからピンチを招いて33球も投げさせられる事態に。ベテランの通算60回目完投勝利が、負担が増していたブルペン陣に絶好の休息を用意したというわけなのだ。

これで楽天先発陣のQS率は73.1%へ。HQS率は46.2%へ推移している。


試合展開

楽天=1番・西川(左)、2番・小深田(遊)、3番・浅村(二)、4番・島内(右)、5番・マルモレホス(指)、6番・鈴木大(一)、7番・渡邉佳(三)、8番・辰己(中)、9番・太田(捕)、先発・涌井(右投)

日本ハム=1番・松本剛(中)、2番・石井(遊)、3番・今川(左)、4番・ヌニエス(一)、5番・アルカンタラ(二)、6番・野村(指)、7番・谷内(三)、8番・万波(右)、9番・田宮(捕)、先発・金子(右投)

大きな意味をもった4点差

9回裏続投の背景には、点差が4点リードに広がった点も1つ大きかったと感じる。

もし1点差、2点差、3点差なら、どうだっただろう?

そうであってもこの日は涌井に最後まで任せたのかもしれない。それでも、石井監督、小山投手コーチら楽天ベンチは・・・(続く)

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