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【試合評】援護率2.42。田中将大無援護の理由と未体験ゾーン~8/27●楽天1-3ロッテ

7/13以来の3位後退

日中、気温が33.6度まで上昇したホーム5連戦の中日。
3位・ロッテを仙台に迎え撃ったカード頭、田中将が後半戦2度目の先発に臨んだ。

NPB復帰後、マリーンズに対し13回・自責1の相性を活かし、この日も好投する。力感のないフォームから丁寧に球を操り、7回1失点とゲームを作った。

しかし、打線がまたしてもマー君を見殺しにしている。

唯一の得点は、初回無死1塁で2番・鈴木が右翼線へ弾き返した二塁打であげた先制の1点のみ。

楽天打線の三者凡退は4回の1イニングだけ。
毎回のように走者を出して先発・二木以下ロッテ投手陣を攻めたて、得点圏で打者10人を送り出したがノーヒットに終わった。

この日は島内がブレーキ役になった。

前日は3打点をあげて勝利に貢献した4番が4タコ。そのうち得点圏は3打席だった。
カウントに余裕のあるなか、外角低めの難しい球に手を出しての凡退も2打席と、得点圏打率.352の勝負強さは一休止となった。

勝負は1-1のまま後半戦へ。
明暗分けた決勝点が入ったのは8回のこと。

ロッテの攻撃が3番・中村奨から始まる中軸対決で、安樂が2失点した。

中村奨に失投の変化球を左翼席に運ばれると、マーティン、レアードの両外国人に慎重になりすぎたか連続フォアボール。その後の1死3,2塁、内野ゴロの間に三走の生還を許す。(E1-3M)

これでロッテ戦は6勝9敗1分、ホーム19勝20敗8分、後半戦4勝4敗2分に。
通算成績は98勝45敗40敗13分の貯金5。勝率なしで7/13以来の3位後退になった。

ゲーム差は1位・オリックスと3.0、2位・ロッテと0.0、4位・ソフトバンクと2.0、5位・西武と6.5、6位・日本ハムと10.0で推移している。

◎試合展開

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◎両軍のスタメン
ロッテ=1番・荻野(左)、2番・藤原(中)、3番・中村奨(二)、4番・マーティン(右)、5番・レアード(一)、6番・佐藤都(指)、7番・安田(三)、8番・藤岡(遊)、9番・加藤(捕)、先発・二木(右投)

楽天=1番・小深田(遊)、2番・鈴木大(一)、3番・浅村(二)、4番・島内(指)、5番・岡島(岡島)、6番・茂木(三)、7番・オコエ(左)、8番・炭谷(捕)、9番・辰己(中)、先発・田中将(右投)

打線がマー君を見殺しにする理由

パリーグ規定投球回で防御率2.73は堂々3位なのに、援護率2.42はワースト10位。
このため、田中将は5試合連続ハイクオリティスタートながら、この間の白星はわずかに1勝にとどまる。

こうなってしまうと、実際は安定した結果を残し続けているのにもかかわらず、よくわかってない大勢の人たち(=世間というやつだ)が「マー君もイマイチなんだな・・・」と言い出す。それが悔しい。

どうして打線は毎回毎回マー君を見殺しにするのだろう。

これに対する回答は・・・(続く)

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