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【試合感想文】 8/22楽天2-6日本ハム: 初回いきなり4失点。自軍の戦意をくじいた左のエース候補の背信投球

早川キャリア2度目の初回4失点

立ち上がり長打4本の集中打を浴びて4失点。

森林どり泉で2021年ドラ1が今季初出場を飾ったその日の夜、エスコンフィールドでは2020年ドラ1が派手に燃えていた。

試合後に指揮官が言及したとおり、早川隆久にはプロ初登板となった北の新球場のマウンドが合わなかったということなのか。

岩手・盛岡に転戦した5/16○H0-3Eでは4月に開場したばかりのきたぎんボールパークのマウンドに序盤は合わなかった。それでもゲーム中にステップの位置を内側に修正し、ストライク先行で7回7安打無失点とゲームを作り、今季2勝目。当時はパリーグ防御率1位に君臨していた。

しかし、本戦ではそういう修正能力が、なかなか見えなかったところは残念だった。

技巧派左腕に要所を締められる

4点を追いかけた楽天も加藤貴之を相手に2、3、5、6回とチャンスを作った。

そのうち先頭打者が出塁した3回と5回に犠飛で1点ずつ返したところは及第点だったが、タイムリーは生まれず。技巧派左腕に要所を締められるかっこうになった。

犠飛で1点を返した後の3回1死満塁、8月打率.463と絶好調の阿部寿樹が6-4-3のゲッツー。四球直後の初球を狙ったが、タイミングをはずされ、ひっかけてしまったところが痛かった。

2点を追いかけた6回には2死走者なしからフランコ、太田光の下位打線が連打でチャンスメイク。2死2,1塁とし、この日すでに理想のセンター返しで2安打を放っていた9番・小深田大翔に打席がまわり、ボール先行2-0。胸熱だったが、3球目を右飛。直前カーブとの球速差じつに41キロ。うまく緩急でかわされたかたちになった。

幸いにも3位・ソフトバンク、4位・西武も負けたため、3位とのゲーム差4.5、4位との2.0は変わらずのままだったことが救いだ。

試合展開

楽天=1番・辰己(中)、2番・村林(遊)、3番・小郷(右)、4番・浅村(指)、5番・阿部(左)、6番・伊藤裕(一)、7番・フランコ(三)、8番・炭谷(捕)、9番・小深田(二)、先発・早川(左投)

日本ハム=1番・奈良間(遊)、2番・上川畑(二)、3番・マルティネス(一)、4番・清宮(三)、5番・万波(右)、6番・郡司(指)、7番・松本剛(左)、8番・江越(中)、9番・伏見(捕)、先発・加藤貴(左投)

両軍のスタメン

同じ失敗を2度3度・・・

早川が初回に4失点を喫したのは、中村晃にプロ初の満塁被弾した2021年10/5敵地ソフトバンク戦以来になった。

立ち上がり、じつにもったいなかった。

許した長打4本のうち・・・(続く)

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2018年9月のGM就任から始まった石井体制も5年目へ突入。今年はGM職を外れて監督業に専念する総決算・集大成の戦いに。監督も「狙うのは優勝ですね。優勝以外を掴まされてもハズレ」と不退転の決意を示す今シーズンを試合感想文やコラムなどで綴ります。

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