【試合観戦記】8/24楽天2-3西武:継投失敗で逆転負け。藤平尚真初体験。適材適所を怠った今江監督
乱闘騒ぎの記事が大谷翔平40-40と並んでヤフトピに
試合後ヤフーニュースのトップを見たら「西武vs楽天で乱闘騒ぎ 一触即発」の記事が。
大谷翔平の40-40と肩を並べるかたちでヤフトピに掲載されるという、なんとも後味の悪さが残る西武22回戦になった。
それにしても「準備してなかったんだろう」と思わされる逆転負けだ。
今シーズン、楽天が6回終了時リードした展開から負けたケースは4度目。
直近では8/15●E2-3xB(京セラドーム)に続く事例だ。
あのときは6回終了時に1点リード。8回に鈴木翔の連続試合無失点記録が28で止まると、2-2の同点で迎えた9回に渡辺が紅林にサヨナラ打を浴びた。これまで奮投してきた両者がそろって打たれちゃあ仕方ない。そう割り切ることもできたが、今回は事情が違う。
7回は準備不足だった
今江監督は間違った継投に出てしまった。
適材適所に人員を配置せず、仕方ない状況で誤ったカードを切った。
1点リードの7回1死後、マウンド上の岸が5番・外崎に三遊間を破られると、続く6番・ガルシアには一発長打を警戒したか、ボール先行3-1に。この後、石原は外角ボールゾーンにミットを構えて勝負を避けたかのような四球で1塁を埋めた。
1死2,1塁、7番・蛭間のところで代打・栗山。通算2143安打、来月で40歳を迎えるミスターライオンズとの対決をフルカウントまでもつれこみながらもイージーな中飛に退けて2死までこぎ着けると、そこには『下位打線の落とし穴』が待っていた。
3・4月は打率.267、5月.271、しかし6月.125、7月.160と打撃低迷したが、8月は再び.273。今月は調子を上げてきた8番・古賀にフルカウントまでもつれ、ラスト8球目の低めチェンジアップを中前へ運ばれてしまう。これが同点打になった。
藤平尚真の初体験
なおも2死3,1塁、岸の球数97球を数えたところで継投へ。
ところが、僕は出てきた顔ぶれをみて違和感を感じてしまった。
二番手で火消しに向かったのは、2連投となる藤平だったのだ。
9番・西川との対決はボール先行2-0。自慢の真っ直ぐが制球効かず、高めに浮き、低めに大きくはずれ、バッティングカウントを許していた。そして3球目。アウトコースへストライクを取りに行ったストレートをひっぱられ、1,2塁間ゴロ突破の右前行き。これが決勝打になった。
球速こそ152キロ出ていたものの、指にしっかりかかっていなかったか、あるいは置きにいったかで威力に欠けたのだろう。だからストレートを苦手とする西川に簡単にひっぱられ、被打率.200の自慢のファストボールを攻略されてしまったのだろう。
ボール先行カウントを許した藤平には反省を求めたいが、いっぽうで藤平を強く責めることもできない。
というのは・・・
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