【試合観戦記】 8/18西武1-6楽天:真夏のクリスマスで待望二桁安打。武内攻略6者6様の連打攻勢
6者6様、内容ある武内攻略の6連打攻勢
2回1死走者なしからの鮮やか6連打が、素晴らしかった!
マウンド上は武内夏暉。パリーグ新人王有力候補だ。7/12○L2-3E(楽天モバイル)の対戦時にプロ初黒星をつけたとはいえ、楽天戦3試合いずれも7回まで投球を許しての3戦連続QS。対戦防御率も1.71と分が悪かった。
前回8/3●E0-7L(ベルーナードーム)ではイヌワシ打線を7回5安打無失点に抑えて、今江監督に「あれだけの防御率の投手はピンチでも自分の球をしっかり投げてくる。チャンスで一本というところで抑えられた」と嘆息させた武内だった。
あれから約2週間後の再戦は、理想のリベンジマッチとなった。
初回は2番・村林がヒットを放ったものの、アウト3つは全て三振。
1番・コブは低めに沈む誘い球にバットがまわると、3番・辰己は懐いっぱい、4番・阿部は外角いっぱいに決められての見三振。立ち上がりだけを見れば、厳しい戦いが予想された。
しかし2回は一転の6連打6得点の攻略劇になった。
起点を作ったのは、4試合ぶりにスタメンに戻ってきたフランコだった。
わずか2球で追い込まれたアットバットだったが、インハイ投げきりの速球を詰りぎみながら中前へ運ぶ。
前回8/3対戦時は直前のソフトバンク戦で徹底した徹底した苦手球種攻めに遭って調子を落とし出番がなかった助っ人が、強引にならず素直にセンターへ返していく打撃をみせた。
続く小郷は打者有利状況を活かした。ボール先行2-0から高めに甘くストライクを取りにきたカウント球の半速球。これを逃さずに軽打中前へと運んでいく。
1死2,1塁、8番・石原。中田浩光アナ&解説・大塚孝一さんの実況席でも意外にポイントだったと振り返っていた鷲のドカベンのつなぎの痛烈一打だ。じつは石原は直近14打席ノーヒットだった。1死満塁にチャンスを広げた左前行きがじつに約2週間ぶりの安打になっていた。
そしてここからが3者連続タイムリーの開演になる。
1本目は本拠地お立ち台へ初登壇となったルーキーの中島。
東都時代から何度も対戦してきたという好敵手との対決は、いきなり1死満塁でまわってきて、ファウルを打たされ早々に0-2と追い込まれてしまう苦しい内容に。
しかし5球目。内角寄りの146キロ速球を、シュアな打撃で逆方向へ。
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