【戦評】球音戻った「新たな日常」 島内宏明、存在感を誇示~6/2△楽天5-5DeNA
73日ぶりの対外戦
ウィズ・コロナの新たな日常に「球音」が帰ってきた。
6/19に開幕を控えたなか、今日からセパ12球団一斉に対外試合がスタート。
曇天の横浜スタジアム、イーグルスはDeNAと約3時間を戦い、5-5で引き分けている。
スコアボードは序盤から終盤まで小刻みに動いた。
2回に島内の“技あり”で楽天が1点を先制。
しかし、3回に逆転された。
塁上に走者を置いて弓削が捕まる。
ソト、オースティンの外国人打者の長打攻勢を受けて3失点。(E1-3DB)
2点を追う展開に変わったが、楽天も負けじとホームラン攻勢へ。
DeNA二番手・櫻井をとらえて、ブラッシュが完璧すぎるソロ弾をお見舞いすると、茂木も決め球失投を逃さず右中間へ。
2発で3点を入れて4-3と逆転に成功し、8回にも併殺崩れの間に1点を加点した。
5-3と戦況有利、最終回は青山がマウンドへ。
今季1軍初登板になったプロ15年目が、桑原にマネーピッチを被弾。
これが2ランとなり、土壇場で追いつかれてしまい、5-5で終わった。
楽天は8安打。ブラッシュ、島内が2安打を放つと、茂木、内田、辰己、山下が各1安打ずつを刻んだ。
投手陣は先発・弓削が3回3失点。及第点だと思う。
DAZN解説の佐伯貴弘さん「点は取られましたけど、これだけ期間が空いた中での最初の登板で、そんな悪い印象はないですね」という評、僕も同意見だ。
青山は1回2失点。その他はブセニッツ、シャギワ、宋家豪、森原、牧田が各1回をゼロに抑えた。
◎両軍のスタメン
楽天=1番・茂木(遊)、2番・鈴木(三)、3番・ウィーラー(左)、4番・浅村(二)、5番・ブラッシュ(右)、6番・ロメロ(指)、7番・島内(中)、8番・銀次(一)、9番・太田(捕)、先発・弓削(左投)
DeNA=1番・梶谷(中)、2番・ソト(二)、3番・オースティン(右)、4番・佐野(左)、5番・ロペス(一)、6番・宮崎(三)、7番・戸柱(捕)、8番・伊藤裕(指)、9番・大和(遊)、先発・濱口(左投)
◎試合展開
ふるわない銀次の実戦打率
150キロ超えを連発したブセ&シャギーの両外国人に、昨年1球も投げなかったカーブでロペスを空三振に取った宋家豪。
塁上に代走を置きながらも足を使わせず1塁に釘付けにし、小うるさい打者ともどもゲッツーに切った森原。
打者翻弄の術でワンツースリーを決めた牧田など。DeNA投手陣が9個のフォアボールを出したのに対し、楽天投手陣はわずか1個のみ。
投手陣に好材料が目立つなか・・・(続く)
※ここから先は『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記:2020前半戦』読者さんへ。または本記事を単体でご購読くださった読者さんへ。なお、同じ内容を『まぐまぐメルマガ』でも配信中!新規読者さん募集中!!!
読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。