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じつは51%だった楽天の盗塁成功率・・・ 「逆転の発想」を説く三木流の走塁指導術

楽天の春季キャンプも第2クールを終え、はやくも折り返し地点。心配された怪我人も1軍メンバーからは出ていない。例年になく天候にも恵まれ、メニュー消化も順調のようだ。

チーム全体では作戦プレーを積み重ねて三木流ID野球の視野共有を測り、選手個々では各々の課題に取り組むなか、先日、注目の報道があった。

三木肇監督による「特走」授業の開講を報じた以下のニュースになる。

『帰塁ありきの盗塁』という《逆転の発想》を、主将・茂木栄五郎以下7名に説いたことを伝える記事だ。今回はこの記事の補足説明になる。

命綱を確認し安全対策を講じてから作業に取り掛かる手順は、建設現場など危険と隣り合わせの分野では『基本の基』だが、「野球における盗塁・走塁も同じでは?」と僕は思っていた。そのため、三木監督の指導に膝を打つ思いがした。

『盗塁の基本も帰塁ありき』と僕が考えるようになった原因はいくつかある。楽天の盗塁作戦が近年かんばしくないのもその1つだ。昨年の48盗塁はリーグ最少タイ、球団史上でも下から3番目の少なさだった。盗塁成功率55.8%もパ最下位、球団史上ワースト2位に沈んだ。

決定的だったのは『あまりにも多い・・・・・・

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