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【試合観戦記】 7/30ソフトバンク10-1楽天: 早川の○○は今季ワースト。瓦解した左腕の若鷹包囲網

瓦解した左腕包囲網。ソフトバンクにマジック点灯

残り52試合で2位・ロッテに11.0差、3位・日本ハムに13.0差、そして4位・楽天に15.0差。
4年ぶりにパリーグの玉座奪還を目指す若鷹軍団についにマジック42が点灯した。

これでソフトバンクの今季優勝は、ほぼほぼ決まった感を抱く。試合前までは、いくばくか淡い可能性も残されていたと思うが、それも限りなく潰えた...というイメージだ。

今後、楽天は照準を2位争いにシフトしていくことを求められそうだ。

それにしても、前回対決7/5~7/7の3連戦で、青山コーチ発案のもと今江監督が採用した左腕による若鷹包囲網には、ワクワクできた。今思えば●E3-5Hと逆転負けを喫した七夕の3戦目も取りたかったところだったが。

そして、球宴明け3連戦でオリックスが宮城、田嶋、曽谷の左3枚を投入しながらソフトバンクに3タテくらってしまったのも、痛恨だった。

あの3連戦の後から本戦までの14試合、相手先発左投手は10試合を占めたのに、ソフトバンクは8勝6敗としたたかに勝ち越してきた。この数字が逆で6勝8敗だったら、おもしろかったのにと思う。

さすがにこれだけ左をぶつけられると「慣れ」も生じてくるだろうし、若鷹軍団も左腕対策をあれこれと講じてくる。前回対決時、ホークスの左投手打率は12球団中11位と低迷していたが、本戦終えた段階だと7位まで浮上してきた。

やはり打倒ホークスには、左腕の切り札に加えて、2の矢、3の矢の用意が必要だったと言えそうだ。

試合展開

ソフトバンク=1番・今宮(右)、2番・周東(中)、3番・栗原(三)、4番・山川(指)、5番・近藤(左)、6番・正木(右)、7番・井上(一)、8番・甲斐(捕)、9番・牧原(二)、先発・モイネロ(左投)

楽天=1番・小郷(右)、2番・阿部(左)、3番・辰己(中)、4番・浅村(指)、5番・鈴木大(三)、6番・フランコ(一)、7番・村林(遊)、8番・小深田(二)、9番・太田(捕)、先発・早川(左投)

両軍のスタメン

早川の○○は今季ワーストタイだった

5月以降11試合連続QSで、1試合平均7回以上を投げてきた鷲の開幕左腕を責めることはできない。

楽天が最大9あった借金を完済してAクラス争いに加わることができたのも、早川の好投による尽力が大きかったし、長丁場のシーズン、こういう日もある。

ただ、首脳陣はなぜ7回も続投させたのか?である。

立ち上がりに34球を費やした早川は2回以降はゼロを並べたが、6回を終えた時点で球数は108球を数えていた。

中10日のマウンドだったこと、6連戦の初戦で今後は8/10から9連戦も控えていること、本人の責任感などの事情で、少しでも引っ張りたかったのだろうか。

しかし、僕は立ち上がりから感じていたのだが・・・(続く)

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