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【戦評】後半戦のRESTART、緊急登板の菅原秀がみせた「たくましい好投」~7/15○楽天6-2オリックス

投打かみ合う後半戦のRESTART

首位・若鷹軍団とゲーム差8.0、最下位・オリックスともわずかに3.0差。
1位もあれば最下位もありえる、残り61試合のスリリングな後半戦が始まった。

楽天の後半戦開幕は敵地オリックス3連戦。
球宴直前の3連戦では激戦のすえ1勝2敗と負け越し、対戦成績も6勝8敗で黒星2個先行する決して楽ではない相手だ。

そのなか、試合直前に先発・塩見が登板回避のアクシデント。
練習中に腰に張りを訴えたことによるもので、急遽、菅原が先発へ向かう。

スクランブルのなか菅原が5回2失点と懸命にゲームを作ると、打線もその奮闘に応えて菅原を援護。
2点先行をひっくり返す3得点で、3回にはウィーラー、女房役の堀内にタイムリーが生まれると、4回は島内が決勝打を放った。

3-2と1点差で迎えた終盤8回には、3得点でゲームを決定づけた。

立役者は決勝打の島内だ。
今季防御率0.73、左打者被打率.170を誇った左腕・海田を完全攻略。
右中間を真っ二つにする2点二塁打の活躍で本戦3安打3打点。
3安打も3打点も6/19阪神戦(○E9-4)以来の約1ヵ月ぶりの快挙になった。

茂木もリーグ9位タイ9度目の猛打賞を記録すると、銀次、ウィーラー、辰己がいずれも2安打。
下水流、浅村、堀内にもヒットが飛び出し、打ってほしい面々に快音が響き、チームは15安打を放った。

自慢のリリーフ陣も6回から青山、森原、ブセニッツ、ハーマンが零封リレーを決め、後半戦のRESTARTを投打かみ合う快勝で飾っている。

これでチーム成績は3位浮上、83試合41勝40敗1分へ。

ゲーム差は1位・ソフトバンクと7.0、2位・日本ハムと1.0、4位タイの西武、ロッテと0.5、6位・オリックスと4.0になった。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・下水流(右)、3番・島内(左)、4番・浅村(二)、5番・ブラッシュ(指)、6番・銀次(一)、7番・ウィーラー(三)、8番・堀内(捕)、9番・辰己(中)、先発・菅原(右投)

オリックス=1番・福田(二)、2番・大城(遊)、3番・中川(右)、4番・吉田正(左)、5番・モヤ(一)、6番・マレーロ(指)、7番・宗(中)、8番・安達(三)、9番・若月(捕)、先発・田嶋(左投)

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怪我の功名。打球直撃の前と後

さて、ここからは2年ぶり白星を挙げた菅原のピッチングにスポットを当てていきたい。

試合直前に白羽の矢が立った急遽の代役。

本人いわく「今まで一番緊張した」という緊急マウンドも、落ち着いた粘りの好投で充実の5回2失点。
いろいろあった1日で、、、

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