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加速化する三木楽天の複数ポジション制

際立つ『複数ポジション制』の推進

今シーズン19試合を戦った開幕前の対外戦。
その過程で全貌を表しつつあるのが、楽天・三木ID野球だ。

「考える野球」を掲げる若き指揮官の用兵の特徴も見えてきた。
その1つが、皆さんもご存じの『1選手複数ポジション制の推進だと思う。

参考までに、1軍出場野手の守備位置を書き出してみる。

◎開幕前19試合における出場野手の守備位置(DHは省く)
浅村栄斗・・・二
足立祐一・・・捕
ウィーラー・・・三、左
内田靖人・・・三、一、右、左
太田光・・・捕
岡島豪郎・・・捕
オコエ瑠偉・・・中、右、左
銀次・・・一
黒川史陽・・・二
下水流昂・・・左、一
島内宏明・・・左、中
下妻貴寛・・・捕
鈴木大地・・・三、一、左
辰己涼介・・・中、右
田中和基・・・右、中
小郷裕哉・・・右、左、中
小深田大翔・・・遊、二
藤田一也・・・二、三、遊、一
ブラッシュ・・・右
山崎幹史・・・左、中、右、二、三、遊
山下斐紹・・・捕、一
ロメロ・・・右
和田恋・・・一、左
渡辺直人・・・三、二、遊

ウィーラー久しぶりの左翼守備

大半の選手が複数の守備位置を経験している。

特定の守備位置に固定されているのは、身体的負担の大きい捕手、守備負担を減らし打撃に専念して欲しい日本人の一部主戦級、そして外国人野手と数える程度だ。

ウィーラーが久しぶりにレフトを守っている。

直近3年間は三塁専任、外野は昨年9/23西武戦の左翼1イニングのみだったが、FA入団した鈴木が今季の正三塁手濃厚で外国人枠争いも熾烈な状況下、出場機会を探る意味合いもあるのだろう。途中出場した3/7中日戦は三塁から左翼にまわり・・・

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