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【戦評】3ランは復活の序章か?! 来季契約へ正念場を迎えたウィーラー~7/26○楽天6-3ロッテ

悩める助っ人の3ランで逆転

25回目の逆転勝利の立役者は、ウィーラーだった。

今季は打撃低迷に苦しむ来日5年目の助っ人。
5月以降はOPS.709/打率.234に低迷、球宴明けの後半戦はOPS.519/打率.179とさらに数字を下げていたポテトヘッドは、今季3度目のベンチスタートだった。

7回から代打で途中出場し四球で出塁したチームの副将格が、2打席目のアットバットで味方を救い、自身の復活を予告する大きな一発を放った。

場面は2点を追いかける終盤の8回。
途中出場の山下が右前へタイムリーを放って1点差へ。
なおも2死2,1塁で打席がまわる。

相手先発は石川歩。

今季は開幕投手を務めるものの成績低迷。
腰痛と右尺側手根屈筋炎で2度の1軍登録抹消も経験。
7/10の1軍復帰後は先発からリリーフへ配置転換になった右腕の初球を仕留めた。

絶景かな。

絵になったのは、143キロ速球を打ち砕いた瞬間の雄姿。
勝利宣言するかのようにバットを高らかと掲げ打球の行方を悠然と見送る姿がまぶしかった。

今季開幕カードで2二塁打、3本塁打含む6安打8打点と大暴れしたとおり、この人は例年ロッテ戦、敵地マリンにめっぽう強い。

本戦終了時でロッテ戦の通算成績はOPS1.019/打率.365、敵地マリンでも1.038/.362。
当然、五右衛門にも強く1.038/.362の圧倒的戦果をあげている。

持てる好相性を一点に濃縮還元した15号3ランは「救済の一撃」になった。

たとえば、ツキに見放されながらも6回3失点QSと懸命にゲームを作った先発・美馬の粘投に応えた。
直前の無死2,1塁、田村の2塁牽制に刺されて憤死した代走・山崎の走塁ミスをリカバーした。
7回2死満塁の好機で二木の完全ボール球に空三振に倒れた浅村の責任感を軽減した。

台風6号の影響か、、、

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