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【戦評】バリエーション豊かな15得点~6/30○楽天15-4ロッテ

ロッテの連勝をストップ!

今週は1位・ロッテをホームに迎え撃つ直接対決の6連戦。

梅雨空のしとしと雨のなか行われた初戦を、イーグルスが「最上の結果」で取り、7年ぶり8連勝で勢いに乗るカモメ軍団を急停止させることに成功した。

まるで初回の2失点など存在しなかったかのような15-4の爆勝になった。

島内が今季初の猛打賞を記録すると、鈴木、ブラッシュ、浅村、ロメロは複数安打をマーク。JBが今季初のマルチヒットを弾き返せば、鈴木は4戦連続、浅村は3戦連続、ロメロは今季はやくも6度目を数え、終盤には途中出場の小深田にも待望のプロ初安打が飛び出した。

二桁得点は今季2度目、15安打の二桁安打は今季5度目。
先発・弓削は2戦連続のクオリティスタートで6回3失点、則本と並ぶ2勝目を手にしている。

これでチーム打率.298はセパ12球団トップ。
チーム防御率3.00も広島に続く12球団2位になった。

チーム成績は7勝3敗の2位。今季最多タイの貯金4へ。
ゲーム差は1位・ロッテと1.0、3位・西武と1.0、4位・日本ハムと2.5、5位・ソフトバンクと3.5、6位・オリックスと6.0に推移した。

◎両軍のスタメン

ロッテ=1番・荻野(中)、2番・角中(左)、3番・清田(指)、4番・レアード(三)、5番・マーティン(右)、6番・中村(二)、7番・井上(一)、8番・田村(捕)、9番・藤岡(遊)、先発・二木(右投)

楽天=1番・茂木(遊)、2番・鈴木(三)、3番・ブラッシュ(右)、4番・浅村(二)、5番・島内(左)、6番・ロメロ(指)、7番・銀次(一)、8番・太田(捕)、9番・辰己(中)、先発・弓削(左投)

◎試合展開

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鈴木の移籍1号、浅村豪快4号2ラン

15-4のスコアだけを見れば、大味のゲームになったのかな?というイメージだが、そうではない。

久米島から幾度となく実戦形式の練習を積んできた楽天の攻撃のバリエーションは、じつに多彩だった。さまざまな引き出しを開けて取りにいった三木ID野球のショーケースとも言うべき15得点になった。

今季最多3本のホームランが大勝に色を添えた。

大逆転の2回7得点を完成させたのは、古巣撃ちになった鈴木の移籍1号。

怒涛の攻撃で相手先発・二木をマウンドに沈めた直後の2回1死2,1塁、変わったばかりの二番手・中村から放った3ランは右中間スタンド中段に到達。楽天左打者が今シーズン初めて記録したサウスポーからの一発になった。

どでかい一発を決めたのは4番・浅村だった。

4回表ロッテに1点返されて7-3。まだ4点差あったが、敵軍のノリノリ状態をみればセーフティリードとは断言できない不気味さがあった。

そんな状況で迎えた直後の4回裏である。

楽天はすぐさま3点を叩き入れ再び突き放すことに成功。そのなかトドメの4号2ランを決めたのが、自粛期間中は新妻・淡輪ゆきさんのインスタライブにたびたび・・・(続く)

この続きは、noteマガジン『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記:2020前半戦』でどうぞ。コロナ禍の非常時、パリーグの勢力図を塗り替える三木楽天の挑戦を試合評/コラムで綴ります。また、同内容を『まぐまぐメルマガ』でも配信中。みなさんもぜひ僕たちと共に応援しませんか。新たな読者さん、お待ちしております。

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