【試合評】目撃した10年に1度クラスの奇襲戦法~10/25●楽天0-4オリックス

ここは甲子園じゃないんだ!

これだから野球はおもしろい。レギュラーシーズン142試合めにして、僕らは『10年に1度クラスの奇襲戦法』の目撃者になった。

場面は0-2で2点を追った9回表の1死3,2塁ピンチである。
マウンド上はブセニッツ。打席は6番・安達。イーグルスは内野前進守備を採用していた。

その“まさか”は3-1からの5球目で発生した。

安達がサード前方へ鮮やかなスクイズ。

スタートを切っていた三走・佐野皓は悠々生還。さらに三塁手・鈴木大の1塁送球間に二走・後藤も本塁突入した。

1塁ベースカバーに入った浅村の本塁返球が、握り変えたのかワンテンポ遅れる事態に。またそのバックホームもファウルゾーン側に逸れた。そのため、後藤も楽々ホームインし、敵軍ベンチから「高校野球!」の掛け声が飛ぶ、前代未聞の2ランスクイズになった。

僕が楽天戦プレーデータの記録集計を開始したのは2012年からである。2012年以降の記録を調べてみたが、この10年間、楽天も相手側も2ランスクイズは、本戦の安達の1度だけ。

2009年以前は未確認だが、僕の不確かな記憶にはインプットされていないので、ひょっとすると球団史上初の2ランスクイズになるのかもしれない。

◎試合展開

画像1

◎両軍のスタメン
オリックス=1番・福田(中)、2番・宗(三)、3番・ラベロ(指)、4番・杉本(右)、5番・T-岡田(一)、6番・安達(二)、7番・紅林(遊)、8番・若月(捕)、9番・西村(左)、先発・山本(右投)

敵軍=1番・山崎剛(遊)、2番・岡島(右)、3番・浅村(二)、4番・島内(指)、5番・鈴木大(三)、6番・銀次(一)、7番・渡邉佳(左)、8番・辰己(中)、9番・炭谷(捕)、先発・田中将(右投)

責任の所在

楽天の守備、どこに問題があったのか?
あらためてリプレー映像を振り返ってみたが、浅村の本塁転送が遅れて逸れたことを除けば・・・(続く)

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