【試合評】「好打者の証明」と「見かけ倒しの剛速球」~7/30△楽天1-1DeNA
エキシビションマッチ初戦はドローに
7/24の侍ジャパン強化試合以来、久しぶりの実戦。仙台にセリーグ6位のDeNAを迎えたエキシビションマッチの初戦は、1-1の引き分けに終わった。
先手をとったのは楽天。2回だった。1死後にもらった2四球で2,1塁を作ると、7番・黒川が今永との左vs左を制し中前へ先制タイムリー。1点を先制した。しかし、5回だった。先発・石橋が3安打を集められて1-1の同点に。
グラウンド整備後の後半戦は両軍決め手を欠く0-0が続いた。
楽天は6回から内間、酒居、ブセニッツ、松井の零封リレーが素晴らしかったが、打線は拙攻を重ねた。
5回1死1塁で田中和の投バゴ併、6回1死1塁で山崎剛の4-6-3、7回無死1塁で黒川の6-4-3、9回無死2,1塁で黒川の捕バ飛時に1塁走者戻れずのゲッツーと、1試合4併殺が響くかたちになっている。
オコエ出場せず
コロナ陽性で療養中の銀次の濃厚接触者の疑いがあり自主隔離が続いていた鈴木大は、この日から1軍に合流。しかし試合の出場は見送りになっている。
解せないのは、また身体が一回り大きくなったオコエの姿がなかったことだ。
左手関節TFCC縫合術から6/30に復帰すると、2軍で打率.343、OPS.824の絶好調。先週土曜日に行われた侍ジャパン強化試合で今季初めて1軍に呼ばれ2番・センターでスタメン出場すると、左中間へツーベースを放ち、その後の暴投と犠飛で好走塁をみせていた。
7/25(日)ロッテ2軍戦、7/26(月)ヤクルト2軍戦でもプレーしたが、7/28(水)の2軍戦から休場。この日も楽天生命パークにいたのか不明だが、ゲームには出てこなかった。
今最もアピールしなければならない立場が出場なし。近年は怪我との戦いにもなっているオコエだから、またぞろ故障か?!と少し心配だ。
◎試合展開
◎両軍のスタメン
DeNA=1番・桑原(指)、2番・関根(右)、3番・佐野(左)、4番・ソト(一)、5番・宮崎(三)、6番・伊藤裕(二)、7番・楠本(中)、8番・大和(遊)、9番・益子(捕)、先発・今永(左投)
楽天=1番・小深田(遊)、2番・田中和(中)、3番・茂木(三)、4番・島内(指)、5番・岡島(右)、6番・ディクソン(一)、7番・黒川(二)、8番・炭谷(捕)、9番・武藤(左)、先発・石橋(右投)
今季初の1軍登板で5回1失点
先発は今年6月に30歳を迎えた石橋。
この日実況を担当した河内一朗さんとは同じ中学校で知られている。(堺市立三国丘中学校)
6年目の今シーズンは開幕前も含めて1軍で投げたことがなかった。
いっぽう、ファームでは6登板31.2回で防御率3.13を記録。6/26ロッテ2軍戦からHQS、QS、HQSと調子を上げたなかでの1軍初登板のテストピッチングになった。
結果は79球で5回1失点にまとめるまずまずの内容か。
詳細は4安打、3奪三振、1四球、1死球。ストレートの平均球速は145.0キロと出ており、セリーグでチーム打率1位のDeNA打線を相手に右打者の懐をシュートでえぐるなど、両サイドを広く使いながらの奮闘をみせた。
また・・・(続く)
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