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楽天・石井GMが書き込む「鷲のデスノート2019」。イーグルスの戦力外を予想してみた(1)

みなさん、こんにちは。

故郷の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える、信州上田の野球好き&楽天ファン、@eagleshibakawaです。

日々、楽天に関するさまざま記録を収集しながら、イーグルスを定点観測してます。
その成果をここnoteやまぐまぐメルマガなどで発表したり、『週刊野球太郎』『ベースボールチャンネル』など野球専門媒体への寄稿歴も持つ野球ブロガーです。

さて、当方毎年この時期恒例の企画がやってまいりました。
来季構想外/戦力外の予想記事になります。

9月10日現在、楽天は支配下70人、育成14人、昨年同時期よりも多い総勢84名の大所帯です。

今秋ドラフトなどで新戦力を10人迎え入れるとすると、最低でも支配下枠を10人空けなければならない。

楽天が真の「日本一の東北」を目指すためにも、新陳代謝は必須。
今までの功労者も将来を嘱望されたドラ1も、見込みがなければユニフォームを脱がざるをえないのが、厳しいかな、実力社会のNPBの掟です。

本稿では2回に分けて「戦力外」「現役引退」「FA行使」「トレード」などで今オフ、楽天を去るかもしれない選手を予想してみたいと思います。

1選手400字の文字数縛りで書いてみました。

下記の【注意事項】をよくお読みください。

※当該選手の熱烈ファンの方が読むと、気分を害するかもしれない表現もあるかもしれません。このことをご了承頂いた上、各自、自己責任でお読み下さい。もし気分を害されたくない方は、ここでお引き取りください。読んだ後に「気分害した!返金しろ!」と言われても、一切応じることはできません。全てはあなたの自己責任です。

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●ゼラス・ウィーラー

8/7西武戦でのヒットは通算539本目の一打に。
楽天歴代外国人選手の最多安打記録を塗り替える記念碑になった。

104本塁打も同じく最多。
コミカルな風貌と高い人気もあいまって《鷲のNo.1助っ人》に推すファンは多い。

しかし、来日5年目の今年は凋落の1年だ。

OPS.729は年俸2億に見合わず、来日最低。

威勢良いのは得意のロッテ戦だけで、他カードはOPS.636。

6月以降は打率1割に低迷し、8/21に抹消されるまでの同期間OPS.607は、夏バテに苦しんだ辰己の.569とあまり変わらなかった。
もし楽天がAクラスを逃したら「打の戦犯」は免れない。

闘志溢れるプレーを最も体現してきた副将が、今年は見たくない光景の数々。

7/8オリックス戦で1塁塁審・白井の判定に激昂し退場処分に。
7/27ロッテ戦では来日初の3失策。全て失点に絡んだ。

8/13ソフトバンク戦では2回無死満塁、本拠地の最高潮を凍らせる1-2-3の併殺。
8/20ロッテ戦では平凡三ゴを気持ち切れた緩慢守備で内野安打にし、翌日抹消になった。

※成績は9月10日現在。


●橋本到

地元・仙台で再起を図った「みちのくのイチロー」。

しかし、ぼくは当初から懐疑的だった。

育成を除く当時の外野選手層は、両打ち=田中、左打ち=岡島、島内、八百板、新人の辰己と小郷、人材が揃うのに対し、右打ち=島井、岩見、耀飛、オコエのみ。1軍戦力化する右打ち人員が壊滅状態だった。

その点、ぼくは中井大介推し。

同じ巨人で年齢や成績も似た者どうしだが、中井には『内外野こなせる右打者』という素質があり、楽天にフィットすると思われた。

しかし、楽天が中井に目もくれず橋本を獲得した約3週間後、中井はDeNAへ。

今や、両者の立ち場は天と地の差である。

中井は70試合159打席でOPS.670、リプレイスメント・レベルを上回る活躍をみせる一方、橋本はわずかに11試合10打席。
移籍後初安打もお預けのまま5/19に抹消となり、以降は2軍暮らしが続く。

ファームでも打率.177と冴えず、「レギュラー争いに加わってほしい」と期待感を寄せた石井GMも困り顔だろう。

※成績は9月10日現在。

●森雄大

「左が欲しかった。やはり若さ。どれだけ伸びるか。良い体をしているしね」「藤浪、大谷を上回る可能性はある」「3年で出てくればいい」。

その将来性に熱く惚れ込み、ドラフト1時間前に急転直下の1位指名を決めた闘将。
その置き土産にも“賞味期限切れ”が迫っている。

辛島、塩見に続く左の主戦先発投手への成長を期待されたが、昨年は方針転換。
1軍での最多9登板は全て救援起用、防御率2.37を記録した。

本人も新たな生きる道を発見し、さあ!RESTART!という今年、3年ぶり1軍登板なし。

2軍でもわずか7試合12回で防御率5.25だ。
5.25はプロ1年目に続く自己ワースト2位の数字である。

懸念されるのは春先から球速が出なかったこと。

昨年は1軍平均140.8キロを計測した速球は、2/23巨人OP戦で138.9キロ、4/9ロッテ2軍戦では135.2キロに終わった。

そして7/7を最後に2軍での登板がない。
今年は実戦登板が1ヵ月空くケースが4月中旬、5月下旬に2度あったので、怪我なのだろう。

※成績は9月10日現在。

※本稿では7人の選手を所収してます。
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