【試合評】オコエ瑠偉「裸の王様」モノマネ芸~8/3○楽天7-0ヤクルト

◎音声配信stand.fm更新しました

島内、星稜対決で3戦連発

先発・則本以下、投手5人によるエキシビションマッチ初の零封ゲーム。
打線には2本のホームランが飛び出し、7点差も最大点差での勝利になった。

ヤクルト先発は、3年前の夏を沸かせた奥川だった。

今シーズンは高卒2年目ながら防御率4.19、4勝2敗と貯金を作るピッチング。高津監督ら首脳陣に十分な登板間隔を与えてもらい、疲労を貯め込まない最良の状況のなか10試合に先発し、順調な成長曲線を描いている。

本戦では速球、変化球が半々の割合だった。

184cmの上背から繰り出される速球は平均148.4キロとコンスタントにハイスピードを計測。変化球のストライク率も84.6%と上々で、5回を投げて奪三振6、無四死球という内容だった。

才能の一端を垣間見せたそんな若武者に対し、イヌワシ打線は3回に襲いかかった。

先頭打者エラーを含む2失策1安打で2死満塁を演出。
茂木が右前へ先制の2点タイムリーを放つと、エキシビションマッチ大当たり中の島内が「星稜対決」を制し、ここ4戦4発&3戦連発となる、驚愕の右越え3ランで一挙5得点をあげている。

楽天は終盤8回に途中出場の和田恋が左中間へ2ランを決め、7-0の快勝を飾った。

◎試合展開

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◎両軍のスタメン
ヤクルト=1番・塩見(中)、2番・青木(指)、3番・サンタナ(右)、4番・オスナ(一)、5番・宮本(三)、6番・中村(捕)、7番・吉田成(二)、8番・元山(遊)、9番・山崎(左)、先発・奥川(右投)

楽天=1番・小深田(遊)、2番・鈴木大(一)、3番・茂木(三)、4番・島内(左)、5番・岡島(右)、6番・ディクソン(指)、7番・渡邉佳(二)、8番・太田(捕)、9番・オコエ(中)、先発・則本(右投)

メジャーリーガー気取り

巨人選手のコロナワクチン接種の副反応により、森林どり泉で開催されるはずの2軍戦が急遽中止になったこの日、ファームから堀内、渡邉佳、そして侍ジャパン強化試合以来、実戦出場のなかったオコエが1軍合流している。

そのオコエは9番・センターでスタメン出場。
奥川から左安、空三振、今野から空三振だった。

それにしても、みなさん、今季のオコエをどう思っていますか?

奥川の初球148キロを打った左安も、打たされたバウンドが三遊間をしぶとく抜ける、飛んだ場所に恵まれたコースヒットで当たり自体はイマイチだった。

注目したいのはペーニャばりに巨大化した身体に加えてその打撃フォームなのだ。

怪我から復帰した6/30二軍戦の今季初打席からバットを極端に寝かせている。投手が投球動作に入るときにバットをピンと立て、慌ててスイングしにいくスタイルに変わった。

これ、誰かに似ているのである。

そう、MLBで大谷翔平とアリーグのホームラン争いを繰り広げるゲレーロJr.(ブルージェイズ)に良く似た感じなのだ。
オコエ本人は意気揚々とメジャーリーガー気取りなのかもしれないが、僕の目にはどうも合っていないように映る。

実際、広島・森下の148キロをツーベースにした侍ジャパン強化試合でも、4打席13球のうち5球でスイングしにいき空振り3球、この日も計3打席13球と対峙し8球でスイングしにいき空振り5球。1軍でプレーしたこの2試合、26球のうちスイング13球も空振り8球という空振り多発している。

オコエはなまじっか身体能力があるから、投手の力量下がるファームではモノマネ芸でもOPS8割・打率3割を残すことができてしまう。しかし1軍ではそうは問屋が卸さない。

ドラ1も歳月流れて高卒6年目。数々のお騒がせもあり周囲も当たらず触らずといった感じだと思う。下では数字が残るので2軍首脳陣も積極的に指導しないのかもしれない。指導しても本人の中で自己評価が高いので、それが実を結ばない。

先が思いやられるように感じるのだが、みなさんはどう思いますか?

いろいろ試して5回無失点

7/12●E0-8H以来、約3週間ぶりの実戦だったが、則本は上々。
5回2安打無失点、奪三振3、無四死球の好内容をみせた。

調整の場ということで・・・(続く)

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