【試合感想文】 3/24楽天7-6巨人:オープン戦最終戦は4点差からの逆転劇
オープン戦最終戦は4点差からの逆転劇
1回表、浅村栄斗による4番の仕事で幸先良く先制したのもつかの間だった。
直後、先発・内星龍が立ち上がりに3番・丸佳浩に2ランを被弾。
4回にも4番・岡本和真、7番・吉川尚輝にホームランをかっ飛ばされてしまう。
相手先発・高橋礼は尻上がりに調子を上げていた。そのため3被弾でE1-5Gと逆転されたときは「厳しいかな・・・」と思わされたが、オープン戦の最終戦みごとな逆転勝利になった。
6回の同点に追いつく4点劇、7回の勝ち越し2点劇と、どちらも楽天お得意の四球を絡めての反攻に。
さらに両イニングともしっかりタイムリーも飛び出した。
6回は1死満塁、今季から選手会長に就任した7番・田中和基が右前へタイムリー。腹を括って西館勇陽の初球152キロを弾き返した。
7回は3四球でもらったチャンスのこれまた1死満塁、5番・島内宏明が痛烈ピッチャー返し。投げ終わったケラーの背中側をゴロで射抜いて中前へ達する当たりで、2者をホームに呼び込む決勝打になった。
ゲーム後半に試合をひっくり返し7-6で1点差をモノにした楽天は、オープン戦17試合9勝6敗2分の4位でフィニッシュ。パリーグ順位では中日と1位を分け合ったソフトバンクに続く2位で開幕前の全日程を終えている。
1軍は試合後その日のうちに仙台へ帰途につき、同日新潟で戦った2軍も帰仙へ。月曜日は休養日だろう。チーム全体では火曜日から再始動かな?と想像している。
浅村、島内そろい踏みのタイムリー
この試合、何が良かったって、今年も打線の中軸として頼りにしているあさむーと島内さんにともに適時打が飛び出したこと。
経験豊富な両打者がそろってタイムリーを弾き返したのは、じつは今季初のケースだった。
最後の最後で打線の大黒柱両名がそろい踏みの活躍をみせてオープン戦を締めることができた。
場面も申し分なしだった。
浅村の先制打は初回2死2塁、サブマリン・高橋礼のライジングボールを捉えた。島内は同点の6回1死満塁からの決勝打と、どちらも戦況を動かす一打になっているのも好印象だ。
4年契約の最終年を迎えた島内はオープン戦打率.324と良い数字で終えてくれた。
直近10試合で言えば27打数11安打8打点の打率.407とアベレージも打点も十分な働き。さすがエンジンの上げ方を知っているという印象だ。
いっぽう、相手の4番が最終戦で待望の超弾道を打ったのに対し、鷲の主砲は遂に開幕前ホームラン生まれなかった。
しかし、この点については今江監督「野手はシーズンに入るとスイッチが入るので心配していない」と全幅の信頼感だ。
下記に・・・(続く)
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