第四章 高卒認定試験を受験しよう。人生の選択肢を広げるために。
1,高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)について
高卒認定試験の概要については、文部科学省のサイトを参照して欲しい。
じぶんの人生を変えたいと思っていて、もしあなたが、高校を卒業していなかったとしたならば、まずはここから始めてみよう。
もしあなたが働いているならば、仕事をしながら勉強するということは、決して簡単ではないが、しかし、それを成し遂げたならば、それだけでも何かが変わるはずだ。
もしあなたが働いていないならば、1日のうち、まずは1時間だけでもいいから、問題を解いてみてはどうだろう。次第に慣れてきたら、できれば毎日8時間(一般的な社会人が働く目安時間)勉強してみよう。
解説を読んで、なぜそうなるかを考え、なるほど、と納得していく作業の積み重ねは、確実にあなたの中の何かを変えてくれると約束する。
2,試験に向けた準備から合格後の進路まで
これから高認試験の受験を考えている方に、
試験に向けた準備から合格後の進路まで、step by stepで解説したい。
Step 1: 受験の決意
高認試験の受験を決意することは、あなたの人生における重要な一歩となる。
以下の点を確認したい。
自分の目標を明確にする(まずは1科目、と絞り込んで取り組むのもよいだろう)
受験資格を確認する
家族や周囲の理解と支援を得る
Step 2: 試験の概要を理解する
ここのページは常に最新情報をチェックするようにしよう。
Step 3: 学習計画を立てる
効果的な学習のために、以下の点を考慮して計画を立てる。
現在の学力レベルを把握する
目標とする受験時期を決める
各科目の学習時間を配分する
週単位、月単位の学習スケジュールを作成する
定期的に計画を見直し、調整する
これはあくまで「一般論」であって、必ずしもスケジュール通り進める必要は無い。ではなぜスケジュールを立てるかというと、
「見通し」を立てて行動するのと、そうしないのとは、成功率が大きく変わるからだ。
計画が大幅にズレたり、しょっちゅう変更になったりするのは、悪いことではない。
じぶんの現在の学力レベルを知るには、過去問を解くことが最も重要であるが、解いた後どうするか、自分がどこから勉強を始めて、どのように進めていけばよいか、というのは中々ひとりで判断しにくいところがある。
だから、私がいる。高卒認定試験の受験対策教室を、2024年9月にオープンさせる。特徴は「完全オーダーメイド」である。あなただけのプランを、あなたと一緒に立てていく。
Step 4: 学習リソースを集める
以下のような学習リソースを活用することになる。
①高認試験用の参考書や問題集
これは、もう、一択。まずは、これしかない。
「はじめの一冊」として、他に選択肢が無い。
これに取り組んでみて、難しいと感じるようであれば、それはまた個別に考えていかなければならない。
ぜひ相談してもらいたい。
②過去問題(文部科学省のウェブサイトで公開)
過去問題集も販売しているが、こちらで無料で手に入る。
ただし解説は無いので、必要な方は市販の過去問題集の購入も検討することになる。
私の講座の受講生は、あまり必要ないかもしれない。あなたの今の学力に合わせて、あなたにピッタリの解説を私がするから。
でも本棚に置いておいて、いつでもすぐ見返せるという意味では利便性は高い。
③オンライン学習サイトやアプリ
例えば「スタディサプリ」はどうだろう。
私は個人的に、動画授業というものが苦手だ。なぜなら、ずっと観ているだけなのは退屈だからだ。私だけか・・・💦
しかも、勉強で大事なのは「インプット」以上に「アウトプット」することなので、そういう意味では「動画授業だけで合格する」という事は、ほとんどあり得ないと考えている。
ところが、通称「スタサプ」の大学受験講座に申し込んで体験してみたところ、やっぱりyoutubeなどで無料で視聴できる動画たちに比べて、
・体系的に学べる。
・授業がやっぱりうまい。人選がすてき。
・繰り返し視聴する価値のある授業が多い。
という点で、けっこう優れていると思う。
あとは演習量をどこで確保するかだ。もちろん問題演習もあるんだけれど、分量的にもっと欲しい。
そこで私は、そういった問題の類題を作成することに長けているので「スタサプ」を活用しながら、足りないところを補っていく指導が可能となる。
④通信教育や予備校のコース
たいせつなことは、業者の広告宣伝に振り回されず、自分に合った学習方法を見つけることだ。
例えば、
ユーキャンの通信講座は確かによくできた教材なんだろうと思う。
ただ、「あなた」に個人的にカスタマイズできないところが難点である。
どうでもいい所に時間がかかって、肝心なところにエネルギーを集中できない。これでは無駄が多い。
「あなた」にとってどこが大切で、何が重要かは、ユーキャンだけでは不安だ。
例えば、あなたが小数・分数のかけ算やわり算がめちゃくちゃ苦手だったとしよう。今はまず、そこ(小数・分数の基礎計算)に時間をかけなければいけないのに、三角関数の課題ばかり送られてきても、なかなかしんどいだろう。
また、働きながら一定のペースで4カ月でやり通せる人ならいいけれど、たとえば仕事の都合で夏場は忙しくて、少ししか勉強時間が取れなかったり、あるいは英語の単語が致命的にできなくて、もっと時間をかけて1つひとつじっくり取り組む必要のある人も多いだろう。
その点、私は、あなたと何度もコミュニケーションを取りながら、
「ここのページはあと3回繰り返そう」
「ここはもう、これだけ理解できればいったんOKだから、ひとまず先に進もう」
というアドバイスが適切にできる。あなたのクセや、弱点を知り尽くして、長所を褒めたたえながら、二人三脚で受験勉強を進めていくことができる。
何より、ユーキャンで全科目受講したらいくらかかるのかを計算してみて欲しい。これを「安い」と思えたら、受講しよう。ユーキャンの不足分は私がサポートしよう。
Step 5: 効果的な学習方法
効率的に学習を進めるためのポイントをまとめる。当たり前すぎるが、だからこそ大切なのだ。
基礎から順に学習を進める
苦手科目を後回しにしない
過去問を活用し、出題傾向を把握する
時間を計って問題を解く練習をする
定期的に模擬テストを受けて実力を確認する
あとは「PDCAサイクル」をしっかり回していくこと。これについてはまた個別に指導させて頂くし、Wikipediaに概要がまとめてあるのでそちらも参照されたい。
もともとは製造業で生まれた方法論であるが、
これが受験勉強でどう応用されるのか。ぜひ講座(2024年9月開講予定)で体感して欲しい。
Step 6: 受験手続き
試験の約2〜3ヶ月前から、以下の手続きを進めよう。
願書を入手する(文部科学省ウェブサイトまたは都道府県教育委員会)
必要事項を記入し、添付書類を準備する
受験料を納付する
願書を提出する(締切日に注意)
Step 7: 試験当日の準備
試験に向けて、以下の準備をしよう。
試験会場と交通手段の確認
必要な持ち物の準備(受験票、筆記用具、時計など)
十分な睡眠と栄養摂取
時間に余裕を持って会場に到着する
Step 8: 試験結果の確認と次のステップ
結果通知(試験から約1ヶ月後)を受け取ったら、
合格した場合:合格証明書を受け取り、進路選択を具体化する
一部科目のみ合格の場合:次回の試験に向けて残りの科目の学習を継続する
不合格の場合:結果を分析し、学習方法を見直して再挑戦する
Step 9: 合格後の進路選択
高認試験合格後は、以下のような進路が開ける。そう、人生の選択肢が増え、選べる未来が広がる。夢と希望しかない。
大学・短期大学への進学
専門学校への進学
就職
資格取得
海外留学
自分の目標に合わせて、具体的な行動計画を立てよう。それも私は応援していく。あなたが笑顔でいられるように。
3,最後に
高認試験の受験は、あなたの可能性を広げる大きなチャンスである。
特に勉強が苦手な方、仕事が忙しい方は、試験準備は決して楽ではない。
しかし、目標に向かって努力することで、知識だけでなく、忍耐力や自己管理能力も身につく。つまり「生きる力」がバージョンアップする。
思い通りいかなくても諦めずに、自分のペースで着実に前進することが大切。周囲のサポートを受けながら、専門家(私)も良い意味で「利用」して、合格を勝ち取って欲しい。
受かっただけで、人生が大きく変わるわけではないだろう。
それでも「きっかけ」は作ることができる。
人生を振り返ったときに「あのチャレンジが無かったら、今の幸福は無かった」と思えるような、そんな人生にしていこうじゃないか。
やれば、できる。
という無責任な標語を、現実のものにしてしまおうではないか。
もう大丈夫。ワシもついとる。