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危険!?カラスの死骸には近づいてはいけない!


カァ~カァ~と鳴く街中でよく見かけるゴミを漁ったりする厄介者扱いのカラス。

ハトなどの死骸は見た方はいると思いますが、カラスの死骸を見かけた方は少ないと思います。

何故あまり見ないのか?そしてそれを見つけたら安易に近づいてはいけないのです。その理由を解説していきます。



【カラスの種類】


左側ハシブトガラス・右側ハシボソガラス

実は世界中にカラスは何種類かいますが、街中で見かけるのは基本この2種類です。
分かりにくいですが、ハシブトガラスは少し丸みを帯びています。ハシボソガラスはスラッとした見た目ですね。クチバシの形にも違いがあります。

性格は少し違いがあります。
ハシブトガラスは用心深さなどがなく、大胆に行動します。ゴミ収集車の後ろをついていったりするのがこのハシブトガラスです。

ハシボソガラスは警戒心が強く、人には極力近づいたりしません。田んぼなど遠くでコソコソと何かを集団でしていて、人が近づくと逃げ出すのがハシボソガラスです。

【カラスは死の意味を理解している!?】

カラスは賢い、頭がいいとよく聞きます。
何と7歳児くらいの知能があると言われていて、車が来ると、とっさに避けたりして死の危険と言う事を理解しています。他の生き物だと、車を避けられず衝突してしまうなんて事が多くあります。

そんなカラスは危険な事を理解しているので仲間の死骸の近くに人がいる場合その仲間に危害を加えたのは近くにいる人間と考え、危険な存在だと認識してしまいます。その時集団で襲いかかられるなんて事もあり得る話です。

もし見つけたら個人でどうにかしようとせずに保健所や市役所などに連絡するのがいいですね。

【カラスの最後はどこで迎えるの?】

カラスの死骸に近づいてはいけない理由を解説しましたが、そのカラスの死骸を見かける事はほとんどないと思います。
たまたまかと思いますが、実はちゃんとした理由があります。

カラスは昼頃は街中に出て餌を探し求めに行きます。そして夕方頃になると山の方に向かっていく光景を見たことがあると思います。
そうです。カラスは基本的に巣を作る場所は山の方面なのです。山だけではなくたまに高架下などに作るケースもあるようですが。

カラスは体が弱ると巣から出ない習性があります。そして巣の中で最後を迎えるケースがほとんどの様です。
人々が街中などで死骸を見ないのは山にある巣の中で最後を迎えるため見かける事が少ないという事です。

後の見かけない理由としては、カラスは共食いをするので仲間の死骸を欠片も残さずに食べてしまう事もあるそうです。

【カラスの鳴き声】

カァ~カァ~と鳴くのには意味があることをご存知でしょうか。実は鳴き声の回数でコミュニケーションをとっていると言われています。
1回目 あいさつ
2回目 空腹
3回目 仲間の位置の確認したり今いる場所は安全
4~6回目 警戒・危険な存在身近にあり

鳴く回数の意味をまとめてみました。
鳴く回数が多ければ多いほど危険と言われています。


以上、危険!?カラスの死骸に近づいてはいけない理由を解説しました。

感想

賢いカラスですが、その賢さを身に染みた体験があります。私はカラスについてトラウマがあります。体験談なので興味ない方はスルーしてくださいね。

私はマンションやビルなど建物管理する管理会社で働いていた経験があります。

勤務中に1本の電話がありました「マンションの最上階でカラスが暴れていて夜も眠れないのでどうにかしてほしい」
管理しているマンションの住人からこのようなクレームが入りました。
どう言った状況か全く飲み込めず、とりあえず現場に直行しました。

現場につき、最上階に昇ると驚きました。
マンションの構造上、最上階には窓がなくドアがありますが誰か開けないと外に出れない仕組みになっていました。
「ドアを開ければいい話では?」そう簡単にはいきません。何故ならドアの前に2羽のカラスが大暴れしているからです。
時期は3月、カラスが繁殖期で獰猛になると言われている時期です。
最悪の展開でした。気性が荒くて怖くて近づく事もできません。

どうしようかと途方にくれていて、私は1つ下の階には窓があるのでそこに頑張って誘導しようと考えました。
現場のマンションには清掃道具があり、右手にホウキ、左手にちりとりを持って立ち向かおうとしました。いわゆる右手に剣、左手に盾の状態です。

立ち向かったその時にカラスが頭めがけて襲いかかってきました!その時私は恐怖よりも怒りが勝り「何をする!?」の状態でした。
とっさに首根っこを掴み、空いてる窓から放り投げるとどこかに飛んでいきました。
1羽対応しただけでその時息も荒くて心臓がどきどきしていました。

しかし私は「1羽何とかできたならもう1羽くらい余裕だ」謎の自信に満ち溢れていました。
同じようにもう1羽に近づいていくと襲いかかってくると警戒していましたが、何故か襲いかかってこずにピョンピョンと跳ねながら階段を降りて行ったのです。
!? 自身はその状況に混乱しました。付き添いみたいな感じで、一緒に階段を降りていき、その行動に多少の愛着が湧きました。

1階につくとやっと出れたと喜んだかのように飛び去って行きました。

何故襲いかかってこなかった理由を考えましたが1羽目の首を掴む所を見ているので、この人に逆らってはいけないと認識されたのかもしれません。それを考えるとカラスが賢いと言われる理由が分かった気がしました。

カラスが汚したフンなど処理して依頼人に全ての対応が終わった事を伝えるとすごく喜んでいました。

カラスと戦う事で多少の自信はついた気がしますが、もう一度戦って下さいと言われるとNoと答えます。あんな体験はもうこりごりです。





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