【雑学】「こんにちは」の由来

イントロ

「こんにちは」
という言葉を皆さんは使いますか?私だけかもしれませんが、私は最近あんまり使ってないです。なんとなく友達に「こんにちは」って言うと距離が遠い気がして、「うす(笑)」とか「やっほー」みたいな挨拶をしてしまいますし、仕事関係でもなんか違う気がして「お疲れ様です」って挨拶をしてしまいます。

申し遅れました。
その辺にいる慶應生です。
たぶんこの投稿をあげている時間は「こんばんは」の時間になっていると思うのですが今回は「こんにちは」由来、語源について紹介していこうと思います。

由来

さっそく由来について、「こんにちは」というのは本来「今日は、ご機嫌いかがですか?」という出会いの挨拶の、「ご機嫌いかがですか?」の部分を省略してできた言葉のようです。正確に「今日は」の後に続く言葉が決まっているわけではないので、出会ったときの状況によってそこは変わってくるでしょう。例えば「今日はとても天気が良いですね」とか「今日は風が少し冷たいですね」とか色々な使われ方があったと思います。

いつから?

今日における「こんにちは」(ダジャレみたいになっていますが)という言葉の由来についてはお話ししましたが、そこでなんとなく、「それいつから使われているんだろう?」と思った方もいると思うので、それについて見ていきましょう。
本格的に「こんにちは」が使われるようになったのは江戸時代の頃からで、もともとは商売人ができるだけ短くお客さんとコミュニケーションをとるために使い始めたと言われています。それが浸透していってここまで皆が使う言葉になっていったようなのです。言葉というのは面白いですね。
一応「こんにちは」という言葉自体の存在はいつごろからあったのか見てみると、室町時代の狂言に遡ります。狂言集「秀句傘」において「こんにちは、一しほ御きげんがようござる」というセリフがあり、言葉自体はすでに室町時代以前に存在していたようですね。

最後に

今回は「こんにちは」の由来に始まり、ちょっと深めに知識を掘ってみました。みなさんが「こんにちは」を「ご機嫌いかがですか?」と思って使っていることはなかなかないと思いますが、昔はそれくらい丁寧な会話がなされていたと考えると面白いものですね。ちなみに他にも「さよなら」という言葉は「さようならば、これにてごめん」の略語だったり、現在の挨拶は言いやすいように進化していっていることがわかりますね。
長い話を最後までご覧いただきありがとうございます。
「さよなら!」

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