賃貸保証会社(家賃保証会社)について
賃貸保証会社(家賃保証会社)とは、入居者(借主)が何らかの事情で家賃を滞納した場合、入居者に代わってオーナー(貸主)へ家賃を支払うことを保証する会社のことです。 その後、入居者は立替えてもらった金額を賃貸保証会社(家賃保証会社)に対して支払わなくてはなりません。
ちなみに賃貸保証会社を利用するかどうかは、基本的にオーナーもしくは不動産会社が決めます。
※借主ではないことに注意。
つまり、従来の連帯保証人の役割を賃貸保証会社が担っています。
※保証会社+連帯保証人を設定する条件の物件もあります。
最近の賃貸物件では、賃貸保証会社の利用を義務付けているケースが一般的となってきました。
※保証会社不要と広告に記載があっても法人の社宅利用の場合のみなど条件が設定されていたりします。
保証会社を利用する場合、借主は家賃に応じた保証料(保証委託料)を入居者が支払わなければなりません。
家賃保証料は、初年度で家賃の0.5~1カ月分が最近の目安。2年目以降は、年1~2万円の保証料がかかります。
ただし、保証料(保証委託料)や支払う頻度は、賃貸保証会社によって異なります。入居者から家賃を回収できなくても、保証会社から支払いを受けられるため、オーナーにとってはメリットが大きいと言えます。
※オーナーが保証会社に支払う費用がないため、費用面のデメリットも特にありません。
また、借主にとっては、保証会社のみで契約可能な物件も多くあるため、連帯保証人を定めずに部屋を借りることができることから、費用はかかりますが、メリットもあります。
ただし、注意が必要なのは、保証会社が滞納した家賃を立て替えてくれるからといって、支払いがなくなるわけではないので、保証会社からの滞納督促が来ることになります。支払いが2~3か月滞ると訴訟を起こされるケースもありますので、気を付ける必要があります。
また、滞納履歴は保証会社の記録に残るため、引っ越しなどで別の部屋を借りる際に保証会社の審査に落ち、部屋を借りれなくなるという大きなリスクが発生する可能性がありますので、滞納しないようしっかりと資金に余裕を持ちましょう。
以上のように保証会社はオーナー、借主双方にとってメリット、デメリットのある存在ですので、上手く活用していただければと思います。
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