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最新生成AIのClaude3でアクセス解析レポートを徹底分析!

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イー・エージェンシーの広報・PR担当、甲斐大樹です。
前回は、自社の採用サイトのプチ・リニューアルにあたって、生成AI「Gemini Pro」を使って関連リンクを作り、導線を改善する試みを行いました。

そのプチ・リニューアルを開始する前にやったことをご紹介します。すなわち、最新の生成AI「Claude3」を使って自社の採用サイトの独自レポートを分析し、課題と解決策を探ってみたのです。


今回、サイトのパフォーマンスをグラフや表としてまとめた独自のレポートをclaude3に与えて分析してもらいました。

一部文章を訂正:
「GA4のデータをclaude3で直接分析して本文内にある図や表を作成している」と読める内容になっているという指摘があり、2024/6/7に一部訂正しました。正しくは、GA4のデータを、以下の本文にあるようなグラフや表にまとめた独自のレポートをclaude3に分析させて、さらなる示唆や施策の提案を出力してもらっています。

このレポートには、月間の訪問者数、ページビュー数、滞在時間、直帰率、コンバージョン率などの指標が、ビジュアルでわかりやすく表示されています。また、これらの指標の推移が時系列でグラフ化されています。サイトの改善の方向性を示してくれるので、マーケティングや経営の意思決定に役立てることができます。

Claude3でアクセス解析レポートを比較して、半年間の変化を分析

そこで、Anthropic社の最新AI「Claude3」の推論能力を活用して、アクセス解析レポートの内容を半年前と現在で比較し、半年間の変化を分析する実験的な試みを行いました。

半年間の変化として、CV・CVRの改善を指摘

まず、Claude3に、2023年7月と2024年1月のアクセス解析レポートにある次の図を渡して分析してもらいました。すると即座に、サイト訪問数(下図の「サイト認知」と「求人一覧認知」)はほぼ変わらないものの、目標CVは大幅に増加し、CVRも改善していることを指摘してくれました。

CV・CVRの改善の要因として、導線の最適化を指摘

さらに、その背景としては、サイトを訪問してから「求人一覧ページ」への移動がスムーズになったことが要因になっていると分析してくれました。

実際にサイト内の移動回数を比較すると、「採用TOPページ」から「求人一覧ページ」への移動は、2023年7月よりも2024年1月の方が増加しています。Claude3は、ユーザーを目的のページに的確に誘導できているのは大きな進歩であるだと評価してくれました。

実は、「採用TOPページ」には2023年10月から「求人一覧ページ」へつながるポップアップを表示させていました。それが「求人一覧ページ」への導線改善に貢献したようです。Claude3は、この"導線の最適化"こそが、CVとCVRの改善につながっていると見抜いたのです。

エンゲージメント率の低いページを特定

一方で、Claude3は「会社を知る」「働き方と制度」など「企業情報ページ」のエンゲージメント率の低さを課題として指摘しました。求職者にとって、企業理念や職場環境は、就職先を選ぶ上で重要な要素です。それを踏まえ、これらのページを魅力的にリニューアルし、「採用TOPページ」などからの導線を強化することで、ユーザーの滞在時間を延ばし、コンバージョンにつなげられると提案してくれました。

これはまさにClaude3の指摘のとおりで、昨年12月から今月にかけてのプチリニューアルで改善をめざしているところです。

エンゲージメントにつながる効果的なコンテンツを特定

さらに、「先輩社員を知る」などのインタビュー記事についても言及しています。現状、インタビュー記事への流入は多いとは言えませんが、滞在時間が比較的長いことから、求職者の心に響くリアルな情報として、コンテンツを拡充していくことを推奨してくれました。

離脱率の高いポイントを特定

加えて、Claude3はCVに至るまでの過程を詳細に分析し、「採用TOPページ」から「応募フォームページ」に至るまでのユーザーの動きを可視化して、離脱率の高いポイントを特定してくれました。これはCV・CVRを高めるための施策を考える上で、非常に示唆に富むものと言えます。

生成AIでデータやレポートを分析し、課題の発見と改善を

Claude3は、まるで経験豊富なマーケターのように、的確なアドバイスを返してくれました。与えられたデータから傾向を読み取り、課題を特定し、具体的な改善案を提示してくれる能力の高さには驚かされます。

Claude3のような生成AIの力を借りながらデータを分析し、サイト改善につなげていくというのは、未来ではなく、もう現実になっていると言えるでしょう。サイトの改善にお悩みの方は、ぜひ生成AIの力を借りてみてはいかがでしょうか?

ところで、実は、この記事のベースになったドラフトの作成もClaude3でやってみました。まずは、Claude3に記事の目的や対象者、やったことの背景やそれに伴うデータを提供して、ドラフトの第一稿を作成してもらいました。そして、Claude3に推敲の指示を出すことによって修正・変更を行い、一部だけ人の手で文章を削除してドラフトを完成させました。

文章の作成やサイト改善に限らず、データやレポートの考察、アクションプランの策定というようなことに生成AIを使って取り組むのは非常に魅力的ではないでしょうか? そんな新しい働き方に、僕たちはワクワクしています。

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