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小噺

皆様、もう、夜が白けかかっております。もう、なんだか、脳みそがユラユラとして、心境と空虚の境に居るようでして。
幸せな夢を見るまでの、御話。
ふしだらですが、自慰に耽っておりました。
暗闇の中、沈黙だけが正しいのが解る世界の中、私は1人横たわって自分の部位を触り、息を荒らげております。
噫、私はこの感覚に、溺れ、狂い、息絶えて逝きたい。
脳髄に私は喋りかけるのです。
「いかないでおいて」
それは何の意味があるかと言えば、どちらでも構いませんが。私はこのままでいてやりたい。
幸せも不幸せもない、この夜に耽って、酒の缶を空け、煙草の吸殻を募らせ、耽っていたい。
誰1人孤独ではないこと等ないのです。孤独とは自由な楽園なのです。
私、わたし、孤独死が一番よろしいと思っておりますの。
誰も悲しまず、死んで往ける。
誰も彼も知らずに、死んで往ける。
最後に厄介な言葉をかけられ「死んで堪るか」と、下界に未練を持つこともないのです。
噫、死ぬなら、一人。独り。
私を殺すのは空想であれと、思想と共に生きて、恋情に縋って、空想の中で死んでゆこう。
それが私の生命がけの言葉なのですから

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