鈍臭い

転んだらフンの上だったんだ。
すぐ汚れた服を洗濯したくて急いで
家に帰った。あわてんぼうの僕は
洗濯機にフンのついたまま入れて回し
てしまったんだ。何て鈍臭いとフンを
落とさず洗濯機が回る。止めようが
なくてあきらめてしまった。
男の子だからいいと頭の片すみに
あった自分に嫌気がさした。
よく見て歩けとの助言が聞こえそうだ
母に頼る年頃でもなくて自分の事は
自分ですると決めていた。例外もある
が鈍臭い僕はさらに鈍臭くなるので
母は呼ばなかった。

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